書き上げよう。

彼と私がこうして付き合うようになった過程を。


なんせ面倒くさがりの
三日坊主なのだ。



初めて遊びに行って
手が寒いからと手袋を差し出す。

手袋が小さい為
手を繋ごうと言い出す。

覚えているだろうか。
『やっとデートオフらしくなった』
と言ったことを。

その言葉はこの先
私にたくさんの疑問を抱かせる一言になった。



ダーツに行き
夜ご飯を食べ
飲みに行く。

そこでも手を握り
少し酔っている彼は
色んな話を私にしてきた。

店を出たエレベーターを待つ時間に、不意打ちのキス。
やけに時間が長かった。

頭が痛いとホテルへ向かう彼と
ダメだと言いながら断り切れない私。



ホテルなんか行けば
することは一つだ。






一体いくつになったんだと、自分に呆れた。
一夜限りなんて
もう安売りは止めたかった。

体の相性は良くないと思った。
あの人の顔が頭に浮かんだ。
正直、後悔した。
もう連絡はないと思った。


そんな感じで私たちは始まった。
離れていくのが恐い。
自分の心が…
相手の心が…


私が想ってるように
あの人も想ってくれているのだろうか。


心なしか少なくなったメール。
冷たくなった電話越しの声。
気のせいだろうか。


『会いたくない』は
『会いたい』

『もういい』は
『かまって』

『一人が良い』は
『傍にいて』



昔からのくせだ。
この人に出会えたからには口に出来るように
努力しなければ。

誰もが皆
気付くとは限らない。
恋愛をして
嫉妬に狂ったり
怒りや悲しみで涙を流す。相手と向かい合い
心を読み取る。


何て面倒なんだ。



恋愛に対してこんな想いを抱くようになったのは
きっとあの人のせいだ。