SFアクションテレビドラマ 全10話。本作のテーマは「裏切り」。
伝説の拳法『聖龍拳』の伝承者、冴木聖羅(安達祐実) は伝説の秘宝『天使の涙』(不老不死)の鍵となる5つの水晶をめぐって聖龍拳と対なす拳法『幻龍拳』の刺客たちと
戦っていく……といったストーリーです。
1990年代のストリートファイター2などの格闘ゲームと
正道会館のK-1ブームに影響された作品です。
これ、実写版『北斗の拳』+『ドラゴンボール』の要素のあるSFアクションカンフー学園ドラマなんです。
最後のカンフードラマと言っても過言ではないでしょう…。
1970年代にブルースリーブームに作られた、
和製ドラゴン・倉田保昭さん主演の『闘え!ドラゴン』
1980年代にジャッキーチェン&少林寺ブームに作られた、JAC所属の高木淳也さん主演の『魔拳!カンフーチェン』
倉田保昭さん、高木淳也さんどちらも特技が空手で毎回、素晴らしい蹴り技アクションを披露して
観る者を飽きさせないのですが
この『聖龍伝説』の安達祐実さんと鳥羽潤さんは
申し訳ありませんが全く強く見えないのです。
アクションコーディネーターの力不足なのか
監督に格闘技の知識がないのか分かりませんが、
第1話に千葉真一さんが出演されているのが救いです。
後半、ケイン・コスギさん VS ショーコスギさんの
親子対決もあります。でも全体的にテンポが悪く、
カンフーやアクションのキレがありません……
トレーニング期間がとれずに
撮影にとりかかったのかもしれません。
個人的には『聖龍伝説』が
最後のカンフードラマっていうのは
何か悲しいです…。