カランコロン♪


気付けばもう7月も9日。7月に入ってもう一週間以上が経過しているわけだ。相変わらずの早さ。
ところで月が変わるタイミングの楽しみと言えばそう、「今月のヘビーローテーション(以下ヘビロテと略す)」!
僕が普段聞いているFM802は毎月洋楽と邦楽、それぞれ一曲ずつがヘビロテに選ばれ、色んな番組で一か月間流れ続けるのだ。今や日本を代表するような超有名アーティストの楽曲も実は昔ヘビロテに選ばれていたこともあったりする。

今月のヘビロテは洋楽が「Alexander23」の「The Hardest Past」って曲で邦楽が「クボタカイ」って人の「ピアス」って曲。この二曲がどんな曲か知りたければFM802を30分も聞けばまぁ一回は流れると思うので興味があれば聞いてみてほしい。

さて、本日お話ししたいのは今月のヘビロテではなく先月、2022年6月度の邦楽ヘビロテに選ばれた「Tele」というアーティストについて。
Comedyという楽曲がヘビロテに選ばれたこの「Tele」というアーティストは谷口喜多郎という人のソロプロジェクトらしい。それこそ6月入ったばかりくらいの時期にこの曲が流れる前には802DJが毎回必ず「次は今月のヘビーローテーション。谷口喜多郎によるソロプロジェクト、TeleのComedyです」と紹介していた。歌は割といい曲。明るいけれどもどこか切ないポップソング。Aメロの歌い方なんかは小沢健二を彷彿とさせる。
で、そうなると気になるのが谷口喜多郎が元々やっていたバンドはどんなバンドなんだろう?ってこと。グーグルに「谷口喜多郎」と打ち込んでみる。検索結果には「Tele」のことがたくさん出てきた。谷口喜多郎によるソロプロジェクト「Tele」が始動。みたいな記事が検索上位を埋め尽くす。
いや、おれが知りたいのはソロプロジェクトのことではなく谷口喜多郎のメインプロジェクトの方のことなんだ、と検索を続ける。とりあえず分かったことはTeleは去年の11月頃からライブなどの音楽活動を始めていて、今年に入って音源をリリースしだしたらしい。
そしてそれ以前の谷口喜多郎情報はと言うと、ちょくちょく弾き語りのイベントなどでソロシンガーとしてライブをしていたようだ。数種類告知のフライヤーを発見することができた。
それ以外に谷口喜多郎がTele以外にソロ以外で活動している痕跡は見つけられなかった。
ここで僕は分からなくなってしまったのだ。
ソロプロジェクト、この言葉は元々二人以上のグループで活動していた人が本来のグループを離れ別の人とグループを組んだり、一人で活動したりすることを言うと思っていたのだ。ところが谷口喜多郎は元来シンガーソングライターとして一人で活動していたのにソロプロジェクトとしてTeleを始動させている。なんならソロでやっていたのにバンドになってメンバーが増えている。これはサイドプロジェクトというものではないのか?いや、でも各種媒体で「谷口喜多郎によるソロプロジェクト」と紹介されている。もしかして「Tele」って名前じゃなくて「谷口喜多郎によるソロプロジェクトTele」ってグループ名なのか?と思ったけど、音源のアーティスト名やライブのフライヤーなんかには「Tele」と書かれている。ソロプロジェクトって一体何?と哲学的思考に陥ってしまった。
結局ついにTele以外に谷口喜多郎が参加しているプロジェクトを見つけることは出来なかった。どうやら僕の中の辞書の「ソロプロジェクト」の項目についてはアップデートの必要があるようだ。
「ソロプロジェクト」は「一人以上で何か活動している人、集団に属している人が個人的に別のプロジェクトに参加すること」ってことだ。一人で弾き語りしている人が別にバンドを組む、これもまた新しい「ソロプロジェクト」の在り方なのである。



ややこし。


カランコロン♪