カランコロン♪
ついつい熱くなってしまったが、僕にとっての小枝とはそういうお菓子なのだ。
話を戻そう。僕はお堀を見つめていた。正しくは、お堀に落ちた新品の小枝を見つめていた。
それまで早く家に帰りたい、と自宅に向かってずんずんと進んでいた足はピタッと止まってしまっていた。
そう、僕にはこの小枝を食べたいという欲求が生まれてしまっていたのだ。
しかしながら僕は当時、小学生。しかも低学年だ。皆さんにも覚えはあると思うが、低学年の小学生には日々、学校から「○○してはいけません」、「○○の時は○○しましょう」と言った注意書きを渡されていた。その中には食べ物にまつわる注意も多かったと思う。
「落ちている食べ物を食べてはいけません」
「知らない人から食べ物をもらってはいけません」
などなど。
友人はいなかったが、真面目で模範的な児童であった僕は(模範的な小学生は友達と笑い合いながら下校するだろうが)小枝を見ながらも日々、大人達から喚起され続けていた注意を思い出したのだ。
続く
カランコロン♪
ついつい熱くなってしまったが、僕にとっての小枝とはそういうお
話を戻そう。僕はお堀を見つめていた。正しくは、お堀に落ちた新
それまで早く家に帰りたい、と自宅に向かってずんずんと進んでい
そう、僕にはこの小枝を食べたいという欲求が生まれてしまってい
しかしながら僕は当時、小学生。しかも低学年だ。皆さんにも覚え
「落ちている食べ物を食べてはいけません」
「知らない人から食べ物をもらってはいけません」
などなど。
友人はいなかったが、真面目で模範的な児童であった僕は(模範的
続く
カランコロン♪