カランコロン♪


昨夜「全ファイナルファンタジー大投票」というテレビ番組がNHKのBSプレミアムで放送された。

までに出たファイナルファンタジーシリーズ(ナンバリング作品以外も含む)の好きな作品・キャラクター・ボス、召喚獣、音楽を投票してもらいランキングで発表していくという内容だ。

僕はファイナルファンタジー(以下FF)シリーズは3と7、10の3作しかプレイしたことがないのだがとても楽しみながら見ることができた。
見ながら3と7と10しか遊んだことがないにも関わらず1位が7で2位が10だと予想していた。なぜなら3がそれほど面白いと思えずそれに比べて7と10はストーリーがむちゃくちゃ練られていて「この2作は別格だろ。他のナンバリングもこのクオリティやとやばい!」と思ったものだ。
結局購入するタイミングがなくて他のはプレイできていないのだが昨日のテレビを見て是非他のもやってみたくなった。

結果は1位が10で2位が7と予想と逆であったが納得のランキング。
個人的には7のほうがやりこんで最強武器とか最強マテリアの量産とかこれ以上ステータスは上げられないくらいまでプレイしたので7の方が好きかな?と思って1位に予想していたが10も本当に面白いゲームで一番最初に主人公ティーダの「最後かもしれないだろ?だから全部話しておきたいんだ」という台詞から始まり旅を振り返るという形式のストーリー。全部クリアしてまた最初からプレイした時にこの台詞がもう涙を誘ってくる。
と言うかクリアしてストーリー知った上で最初からゲームをしてると全部が泣きどころ。
そのくらい感情移入させてくれる物語と最後にすべてをしっくりさせてくれる伏線回収、そりゃ人気作品ランキング堂々の第1位も納得しかない。

ちなみに好きなキャラクター部門の1位はFF7の主人公クラウド、好きな音楽部門の1位(こちらは予想通り)はFF10の「ザナルカンドにて」と7と10が1位を埋め尽くす結果となった。
やはり僕の感想通り7と10は別格であったのだ!

 

 



こんなにも素晴らしいFFだが7も10も僕は発売当初ゲームとは無縁の生活をしていたのでリアルタイムでは経験していない。なんせ僕がテレビゲームをやり始めたのはここ5年のことなのだ。

そんな僕だが高校時代にFF10の思い出が1つある。高校で知り合った友人の家に遊びに行ったときのこと。その友人は結構ボンボンで部屋中にCDやら漫画やらゲームやらが溢れているような同級生だったのだがある日本棚に「ユウナ」と書かれたビデオテープが置かれているのを発見した。
「何これ?エッチなやつ?」と興奮気味に尋ねた僕に「もっとええやつや!見るか?」とそのビデオを再生する友人。画面に映し出されたのはFF10のプレイ動画。
ネタバレになってしまうのだがこのFF10というゲームは途中で主人公のティーダとヒロインのユウナがキスをするシーンがある。
彼はその名シーンをいつでも見られるようにとビデオテープに記録していたのだ。
そのビデオを見たとき僕は正直「うへぇ、気持ちわりーな」と思った。
たかがゲームごときにそんな感動するか?と。まぁそれ以外は気のいいやつだったしその後も変わらず遊んではいたからそこまで引いてはいなかった。

あれから10年以上経ってひょんなことから僕もFF10をプレイすることになった。
物語が進むにつれて僕ものめりこんでいきキャラクターに感情移入しだした。
そしてあの名シーンが訪れる。ティーダとユウナのキスシーンだ。
その時僕はおもむろにポケットからスマホを取りだしカメラを起動、ビデオ録画モードに切り替えてテレビ画面を録画しだした。こんな素晴らしいシーンを動画として残しておかない手はない、と。

そう気づけば僕はあの高校の同級生と同じことをしていたのだ。
すまないFくん、プレイしてみて初めてわかったよ。あのシーンは誰もが録画したくなるよね。

FF10の話が多かったけれども!来月4月の10日にはFF7待望のリメイク作品が発売される!7をやったことがある人もない人もぜひこのリメイク作品をプレイしてみてほしい!

 

 


カランコロン♪