空澄みの鵯(ひよどり)と
水霜に濡れた星に手をそえて
隣で眠るあなたの指に光を繋ぐ
豁然(かつぜん)とある景色は さ揺らぎに
凍みる指に息吐くことさえ 溜息と紛(まが)う
指の先あやす 二羽の鳥の仲睦まじきよ
定まらぬ遠くを見て 潘々(とうとう)と揺れた
「ねえ 見て 手を握り返してくれるの」
嬉しそうに笑う あなたの手は
あえかなる波の花に散り行く 斑(はだれ)の雪
雀色時になって 迎えにいく 蘖(ひこばえ)抱いて
すれ違う日々は木立に透ける
あと少し もう少しだけでいいですから と願う
蒼見えぬ木下闇(こしたやみ) 羽ばたく強さを
風の道抜けて 白日の二つに手を差しのべ 彼方
明かり瞬きてはじめて 人は笑い
幸せの意味に気付く
林立の光の木々
かき分けて見つけたものが
舞いきて擦れ違う
広がっていく白 畳(たた)なわる羽が
吾子(あこ)の声と昇る 静々
ただ手を握り 問わず語り
彩なす莞爾(かんじ)に花舞う
虚空の深い吐息にかき消されていく
篠突く雨去りし後
麗ら仰ぎ 人は知る
幸せの在り方を
----------
あえかなる…あえか:か弱い
彩なす…美しく彩る
莞爾…にっこりと微笑む様
篠突く雨…すごい大雨
こうして見ると深い歌詞だったんだな…
今までは何となく聴いてるだけでした。
歌詞を見てなお気に入りました。
特に一番最後の一文が綺麗。
…
虚空の深い吐息にかき消されていく
篠突く雨去りし後
麗ら仰ぎ 人は知る
幸せの在り方を
…
虚しさや辛さを越えた先で
人は幸せの在り方を見つける事が出来るんだ
…
みたいな意味かな。
よし、いつか歌えるように、練習しよう(´ー`)