こんにちは、助産師のちえみです。
助産師として最後の砦のような病院勤務を経験、自身の流産・天使ママの女性たちとの出逢いから現在はフリーで女性の笑顔のために活動中です。(詳細はこちらから)
レインボーベビーオンラインサロン主催
サロンメンバー募集中です^^
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
今年度も開催予定^^またお知らせします♪
母子手帳交付後の流産や死産。母子手帳は返却する?どうすれば?
・母子手帳をもらった後に流産が分かったのですが、母子手帳は返す必要はありますか?どうしたら良いでしょうか?
・死産しました。母子手帳を見るのが辛いです。どうしたら良いでしょうか?
これは行政の母子保健に携わったり、天使ママの女性たちと関わる中でよく出逢うご相談です。
結論だけ言うと、母子手帳は流産や死産になったからという理由で行政窓口に返却する必要はありません。
(不要ということであれば、窓口で受け取り、破棄してくれる窓口もあります)
最近では自治体のホームページにおいても、「流産や死産を経験された方へ」など、案内ページが開設されているところも多くなってきた印象です。
そのページにも、返還は不要という記載があります。
一例として)
▼相模原市
▼千葉市
▼生駒市
母子手帳交付後の流産や死産について、インスタグラムのストーリーで投稿したところ、ありがたいことに経験者の方からメッセージをいただきました。
これは多くの方に届けないといけない内容だと思いましたので、許可をいただきこちらでも投稿します。
「産休の手続きなどで母子手帳が職場で必要になり、処分してしまっていたら大変でした」
これはとてもリアルな声だなあと感じます。
産院によっては、グリーフケアの一環で棺の中に母子手帳を入れてあげるということを提案しているところもあるようですが、お別れの時期や状況によっては、手元にないことで困る状況も想定されます。
正直、私が病院で働いていた時には、その方の産休の手続きのことまで頭を回すことができていませんでした。そこまで考えて女性に声をかけることができていたか、というと、大きな反省です。
迷った時は、一つの場所や人ではなく、いくつか意見をきけると良いのではないかと感じます。経験者や周りの方にアイディアを聞いてみると良いかもしれません。
・経験者の方に聞いてみる
(母子手帳はどうされましたか?どんな風に思い出の品と付き合っていますか?等)
・病院のスタッフに聞いてみる
(他に同じような経験をされた方はどうされていますか?等)
・働いているのならば、職場に聞いてみる
(何か手続きなどで今後母子手帳が必要になることはありますか?等)
特に会社の手続きなどで必要がなければ、気持ちの整理のために母子手帳を破棄する、ということも一つの選択だと思います。
母子手帳番号は、行政窓口での発行時に個人情報と紐付けて記録されますので、処分するとしても心配な方は、番号だけでも手元に控えておいたり、コピーを取るなどしておくと、万が一何かあった時に安心かもしれません(そう書きつつ、後々必要になる場面が今の私には想像ができないのですが、もしご経験がある方がいらっしゃいましたら教えていただけると幸いです)。
また、迷う時、決断ができないときは、「向き合ってもいいな」「向き合いたいな」と思うまで、「思い出ボックス」のような箱、缶などに、今はちょっと向き合うのがつらい思い出の品を入れて保管しておくのも一つの選択です。
かならず向き合える日、向き合いたいと思う日は来ますから、あなたのペースで大丈夫。
あなたが後悔のないように、大切ないのちの経験とこれからも一緒に生きていけますように願いを込めて。
▼お空の子とそのご家族を想う ピンク&ブルーリボン
毎年10月に啓発習慣がありますよ
▼助産師ちえみ公式LINE
いのちのゆりかごサロン
今日もいのちにありがとう。
<ご提供中のメニュー・講座>
助産師によるオンライン相談
誰にも話せない想い、
誠心誠意お聞きします
話すことを通して心を軽くしませんか?
命日数秘®︎ライフコーチングセッション
お空に還ったお子さんの命日の数字をヒントに
お子さんからのメッセージを受け取り、
これからの人生、何を大切にどう生きていったら良いのか、一緒に紐解きませんか?
助産師・ライフコーチ
石渡智恵美(いしわた ちえみ)
(Photo by Akari Kuramoto / Studio neutral)
■助産師
総合周産期母子医療センター
産科病棟・MFICU病棟に約4年勤務。
産声のないお産や
予定日より
数ヶ月も早く生まれるお産を含めた
100件以上のいのちの経験に立ち会う。
現在はフリーで活動しながら、
看護学生への教育や
行政の母子保健事業にも従事。
様々な場で
「いのち」を想い、感じる
お志事をさせていただいている。
■100例以上の生と死を
強烈に感じる出逢い、
流産を経験した助産師の
いのちからのメッセージを感じる力、
受け取る力で、
「悲しみを悲しみで終わらせない」
心のあり方を発見。
■病院勤務助産師として
突然の厳しいいのちの決断を
見守る経験、
産声のないいのちの誕生に
立ち会わせていただいた経験、
自身の流産・婦人科疾患経験から
大人の女性が
涙を流していのちへの想いを打ち明ける、
「想像力」×「質問力」を生かした、
いのちの経験を癒し、
その後の人生における光を見出す
セッションアプローチが得意。
■ミッション
悲しいいのちの経験をした女性の
悲しみの中にあるギフトに気づいた
その先にある、
「新しい私」としての人生の指針を
一緒に見つけ、「伴歩」すること
■ビジョン
天使ママになった女性が
自分のいのちの経験を
自分の人生の「宝物」として
その後の人生を
より深みのある私として
自信を持って生きていける世界を
育んでいくこと
■趣味は、読書、散歩、ヨガ、
神社仏閣、美術館めぐり
美しいもの、本質的なものが好き
皆様とのご縁を
心から楽しみにしております。
▶︎プロフィール詳細
よく出逢うご相談です。
・母子手帳をもらった後に流産が分かったのですが、
母子手帳は返す必要はありますか?
どうしたら良いでしょうか?
・死産しました。
母子手帳を見るのが辛いです。
どうしたら良いでしょうか?
母子手帳は
流産や死産になったからという理由で
行政窓口に返却する必要はありませ