サンタマリアノッベラ薬局でコスメを買うだなんだ言っていたけど、結局通り過ぎていたようで、時間もそろそろ良いころなのでベネツィアは向かうことにした。チケットはまだ買っていなかったので、OMIOというアプリで駅の入口に座って取る。夕方少し暗くなってきたからか、文字が全然見えない。夕方5時半ぐらいだったが、6時半ぐらいのイタロを予約した。
乗り方はもうばっちり改札で2回タップすればよい。
と思っていたら駅員がいて改札はオープン。駅員に見せるだけで通過で来た。席に行ってみると我々の席にハンドバックがおいてある。日本か??。いやさすがに日本みたいに自分の席に荷物を置いていることはないだろう。何度も席の番号を確認したが合っている。忘れたのだろう。ハンドバックを上の荷物置き場に入れる。いっぱいだったので少し後ろの方に置いた。気になったがそのまま座るとマリオは、よし寝るか
とさっさと寝てしまう。
しばらくすると20代後半から30前半の女性が声をかけてきた。
あっ、もしかしてさっきのハンドバックか…。
と思い、ここに置いたよと場所を教えてあげたが、届かなそうなので取ってあげた。そしてチケットを見せてうちらは間違ってないよとアピール。ほどなくどこかへ行ってしまった。
またしばらくすると、駅員が見回りに来た。スキャンすると、
<あなたのチケットは明日のです。
と英語で...。
<Rearlly?
おっ英語が自然に出たぞなんて考えている場合じゃない。
よく見ると明日の列車を予約していた。正直もう何日かよくわからなくなっているようだ。
<That!s why‥‥。
駅員の後ろを見るとさっきの女子が申し訳なさそうに立っている。
ソーリーソーリー
と何度も誤って席を立つ。
駅員はチケットを変えてあげるよと言ってすぐ近くの席に予約を変更してくれたが、そこには家族旅行の白人グループと旅行で疲れ切った中国人の中年夫婦が座っていた。
駅員がどけるとそれぞれ散っていったがそれでも自分の予約した席には座っていないらしい。とりあえず座る。
マリオは寝る。
とりあえずこれで安心。
と思っていると今度は大学生ぐらいの英語が堪能そうな女の子がチケット何番ですか?とたずねてきた。
チャイニーズ?
って聞かれたが日本人だと答えると英語で私の席はここだけど…。
まっこっちが空いているのでこっちに座るわ...。
的な感じで目の前に座った。横は疲れた中国人のおばさんが寝ている。右奥にその人の旦那さんと思われる人が座っていてその隣は空いている。
お前の席はあっちだろと思いつつ、マリオに
<俺らの席ここだって言ったよな?
と聞くと。
<いやこっちだよ
えー
早く言えよー。
でもそこには中国人のおばさんが座っているから、どけっていうのもややこしかったのだが…。
とにかくイタリアのハンドバックの内気な女性、中国人夫婦、白人家族、中国人留学生のミックスアップはひとまず落ち着いた。
車窓を眺める。
暗くなった外には時折通り過ぎる町の明かりぐらいしか見るものがない。
ハンドバックの女性にはもっとちゃんと誤りたかったな。確かイタリア語でごめんなさいはスクージだがもっとちゃんと謝りたいときは別のことががあったな。イタリア語の本のあそこに書いてあったが出てこない。もどかしさと戦いなたら電車はベネチアメストレ駅へ疾走していった。
日の暮れ始めたサンタマリアノッベラ教会だと思われる。
