テルミニ駅に着いたのは夕方4時半ごろ。周辺は治安が悪いためスーツケースをゴロゴロ押してホテルに行くのは危険だとガイドブックに書いてあった。急ぎ足でホテルに向かう。ホテルは大通りから少し入ったところ。道自体はそんなに狭くはないが両側にぎっしり車が止まっているので歩くスペースは無い。本当にヨーロッパの車の止め方はこんなんなのかと思いながらインターネットで見たホテルコローの玄関を見つける。
ここだ。
と思う。
これで予約とれてなかったりしたらどうしよう。
と考えてもしょうがない。
ホテルに入ると小柄な女性がフロントにいた。ブロンズの髪は短めのボブだが真ん中から両側に分けてぺったんこにしているのでおでこの広さが目立つ。ルネサンス時代の絵画に書かれているような典型的なローマっ娘の顔(かどうか知らんけど…)。この旅ではマリアと名付けた。とにかくここでいよいよ3か月のイタリア語の勉強の成果を発揮する時だ。
<Buongiorno!(ボンジョルノ)
<Io sono Marco(イオ ソーノ マルコ)
というとそこまででパット顔が明るくなって笑い出し。背筋を伸ばして改まってイタリア語で答えてくれた。
が、まったくわからなかった。
Sorry!
というとパスポートを見せてくれと英語で言った。
あなたのイタリア語とてもよくできました。みたいに喜んでくれてマリアも「ありがとう」と日本語で答えてくれた。
これしか日本語わからないのよニコニコ。
本当は…
<<Bonjolno! (ボンジョルノ)
Io sono Marco.(イオ ソーノ マルコ、 ”私はマルコです。”)
Check in per favore.(チェッキン ペルファボーレ ”チェックインお願いします。”)
Si.Il passaporto,per favore.
(スィ イル パッサポルト ペルファボーレ
”パスポートをお願いします。”)
Prego(プレーゴ ”どうぞ”)
ってな塩梅だ…。が序盤で躓いた。
それでもマリアの心はつかんだようで気持ちよくチェックインができました。