Star Line
ロデオドライブに戻ってみると、さっきとは違い観光客が増えていてにぎわっていた。普通の恰好をした人たちがそこらじゅうで写真を撮っている。ついつい、自分も写真を撮ってもらおうかと思ってしまった。先ほどの、センチな気持ちはどこへやら。とにかく今日はこの街を目いっぱい楽しもう。いろいろな店をウィンドウショッピングしながら歩いている。途中とんでもないスタイルの女性定員がいた。8等身どころか10等身ぐらい。同じ人間とは思えない。あんな店には敷居が高すぎて入れない。すると、偶然ビジターセンターの前を通りかかったので入る。トイレはしたくなかったがとりあえず借りて、地図をもらった。何かツアーがないか尋ねると地図を指して教えてくれた。歩いて8分程でバス乗り場らしい。対応は親切で、やせ型の短髪のおねぇさん(オバさん)だったがフランス人みたいだ。(私の中で…。)なんだかBeverly Hillsを歩いていると、ヨーロッパに来た気分だ。(ヨーロッパ行ったことないけど。)そして、さっきビジターセンターのおねぇさんに聞いた、何かツアーを目指すと、広場に出た。
Beverly Hills って感じじゃないかー
観光客もいたので、一眼レフで撮りまくった。地図も持っていたので完全にお上りさん状態
そして、すでにこの時点で道に迷っている。
広いと言うイメージが有るので、歩きすぎてしまうらしい。Googleさんもあんまり使えないし、交差点にはストリートの名前が書いているが、その通りの名前なのか、横切る通りの名前なのか、もうすぐその通りなのかわからない。結局8分が1時間ぐらいかっかってようやくバス乗り場に付いた。
乗り場は路地裏にあり、観光客が何人か並んでいた。その一人に、聞いてみた。「私はチケットを持っていないが、何処でゲットできる?」
すると、
「わからない。私も持っていないが、たぶんバスで買えるよ」
と言った気がした。
しばらくするとバスがやってきた。みんな、順番に乗り込む。運転手にチケットを見せて乗り込んでいるようだ、私が訪ねた客も、チケットを見せて乗り込んだ。"もってんじゃん"バスの運転手にも聞いてみる。
「私はチケットを持っていないのだが、何処で買えるの?」すると
「知らない、あいつに聞いてくれ」と、向こうの方にいた赤い服を着たガイドを指さす。なので、バスを降りてガイドの方へ行ってみた。
ガイドは15人程の人だかりの中央で、何やら陽気にリズミカルに話している。色黒の男で(真っ黒ではない)、中肉中背、ダボダボの赤い服に、髪はおかっぱ。15人程の観光客は、シーンとした感じで聞いていたが、しばらく沈黙が有ったのでガイドに話かける。
「Excuse me.」
と言うと、
「おい、おい、待てよ。オレは今、しゃべってんだよ。話が終わってからにしてくれ」と言われた。話の途中で、みんなに相槌を求めるところに割り込んだようだ。欧米では話の途中に割り込むのはマナー違反。しまった。積極性が仇となった。すごすごと、輪の中心から外へ出て、目立たないように一番後ろからガイドの話を聞いていると、話がそろそろ終わりそうな雰囲気。「Anything else?」
と言っても誰も反応しない。しばらく沈黙。ん・・・。やばいやばい、この雰囲気、するとこっちを見て、「そこのさっきのお前、何かあるか?」と聞かれた。
15人がこっちを見る。"ギクッ"この状況で英語??英会話レッスン レベルたけー、と焦りながら、もう、行くしかない。さっきから何度も言っている。
「I don't have a ticket. Where Can I get. 」
決まった…。
すると「ペラペラペラー」たぶん何処行きたい?と聞かれた気がした。えっ何処って、選べるの?
そもそも、このツアーなんのツアーか良く知らないままここへ来てしまっていた。勝手に芸能人豪邸見学ツアーだと思っていたので、決まったルートを回って、帰ってくるのかと思った。するとそのうち、ガイドが
「なんとか? なんとか?Santa Monica?」と言い出した。そう、たいていわからないと、選ぶ候補を挙げてくれる。
レストランで、付け合わせのポテトの種類を言うように。
ソースの種類を何種類かあげてくれるように、
ツアーの種類も挙げてくれた。ただ、ここはBeverly Hills。
Santa Monica?と言われてもあの、ビーチのSanta Monicaとはつながらなかった。もっともっとハイウェイに乗って行かなければならないほど遠いと思っていた。なので、んーもうわからないからー得意の
「What is your recommend?」
全員失笑・・・。
だが、ガイドの目は輝き、
「ようーし、お前そこで待ってろ、オレがお前にぴったりの場所を紹介してやる。」
と言ったかどうかはわからないが、そのあと別のお客の対応をした後、地図を出して、丁寧に説明してくれた。説明の途中で、日本から来たと言うと、「コンニチハ、ヨウコソ」「You are a little English. I'm a little Japanese.」とリズミカルに説明してくれた。ようやくわかった。ありがとうトニー(仮名)ここはStar Line 。スターと言っても芸能人のスターではなく、一日乗り降り自由の観光バス。コースはハリウッドコース(Red Line)、サンタモニカ(Yellow Line)、で、ハリウッドからは別のラインで、ダウンタウン。サンタモニカから別のラインでロングビーチを周る。
私はトニーから、私にぴったりのハイウッドコースを紹介してもらった。さんざん、お前はハリウッドが良いと言われた挙句、やっぱり、サンタモニカに行きたいと言うと、"その恰好じゃ寒いからお前はハリウッドにしとけ"と言わた。そこは素直に従うことにした。
乗れたー。
と言うことでHolly Woodに行くことになった。おいおい、今日はBeverly Hillsで大人しく過ごすんじゃないのかよ。





