「ゴキブリを相手にしないといけないだけでも気が滅入るのに…しかも大量!!!!!早く駆除しないと…観客の皆さんが…!!!!」
ハヤテ「大丈夫です。僕はこれでも数々の修羅場を潜り抜けてきました。祐巳さんが滅入るのは無理ありませんけど…僕だったらある程度は…!!!!」
祐巳「んもう…こんな時にかっこつけちゃって。けど今はこの軍団を…!!!!」
その時、祐巳の意識に何者かが入り込んできた!!!!!
「ニコの思いがつながる人…見つけた!!!!!」
祐巳「…え…あなたは…誰なの…!!!!?」
「私はニコ。今は卵の姿とはいえ、もともとはニコガーデンを創りし者。あなたと…そこにいるハヤテという執事に…私のチカラを与えましょう。カーダーの皆さんはそれぞれレーザーブレードを支給されるはずです。そのレーザーブレードに…浄化のチカラを…」
ハヤテ「祐巳さん…やってみます。さっき鳥栖で行われたサガン鳥栖とヴィッセルの試合では風夏さんがゾンビ犬にギャバンダイナミックを決めたみたいです。僕たちも…」
そしてハヤテはレーザーブレードに浄化エネルギーを注ぎ込み、ブレードは白く輝く!!!!!!
ハヤテ「一太刀で大軍を駆除するぞ…。シャイダー…ホワイトフラッシュ!!!!!!!」
ラージローチの大群はウイルスから解放され、すぐさま弱った。
しかしさすがに害虫ということもあり、弱ったところをカーダー総出で処理したため、パナスタの外に被害はなかった。
帰還後。
ハヤテ「まろんさんも美琴さんも帰ってたんですね。横浜にはガルガル化したコダックが現れたと聞きましたが…」
「心配無用。こっちにもプラザのサーバーから浄化エネルギーが送られてきて何とか浄化できた。」
「アイツ…念力を使いまくるからたまらずレールガンを使ったけど…そのレールガンに浄化エネルギーを注入してもらってあっけなく浄化できた。最も…飼い主はあきれ顔だけどね。」
ハヤテ「あきれ顔??」
直後に美琴はカスミのほうへ振り向いた。ハヤテに振りむくように仕向けながら。
「まったくコダックったら…いつもいっつも勝手にモンスターボールからでるもんだからそこを黒い影に付け込まれてガルガル化って…世話ないわよ。レールガンにやられたのも罰が当たったって思ってもらうしかないわね…」
「あのエネルギーがなければコダックはもっと弱ってた。ここでニコガーデンからの協力は非常に大きい。現にアーニャの飼い犬のボンドだって黒い影によってガルガルにされてるし、卵も黒い影に行方をつかまれればオロチのコロナのように巻き添え墜落などとばっちりだって考えられる。オレのポケモンだっていつガルガルにされるか分かったもんじゃない。そのガルガルを浄化できるエネルギーをもらえるなら、いつでも有事に備えられるな。」
カスミ「…それもそうね。あたしもコダック以外のポケモンがガルガルにされたらもっとパニックになってたし、今後もその可能性はゼロじゃない。サトシ同様気を引き締めないとね。」
これで横浜と吹田の騒動は一件落着。
だがここで…
祐巳「カスミちゃん…コダックはどれだけ弱ってるの…??」
カスミ「祐巳さん!!!!?どうしたんですか突然!!!!!そっちはゴキブリの大群を相手にしたって…!!!!」
祐巳「こっちは害虫だから粛々と駆除した。だけどコダックはそうはいかない。…実はね…」