「これがもともとのESDNの起こり的な活動ってか。プロ野球やサッカースタジアムに現れる天敵を歌で退治するとかとんでもないこと考えついたもんだぜ。それでサポーターたちのチカラを借りる。歌うのは勝った側か追いついてドローに持ち込んだ側。逆にスコアレスになったら天敵が侵入して二段構えでカーダーたちが出動して事態を収拾する。ここ三年はこの形式にはならなかったけど、今年は久々に敵方がこの攻め方をしてくる。そうなればチェンソーマンの出番、ってわけかぁ??」

「その前に私とフレンディで抱きしめてガルガルは浄化☆だからチェンソーマンは出る幕なかったりして(爆)」

デンジ「…面白くねぇ展開…。せっかくプリキュアのチカラでチェンソーマンが応援されても弱体化されずに済むかもってのに…」

「それ…責任カーダーの二人の前では禁句だよ…。二人はそれぞれESDNのスタート当初から活動してる。だから、スタジアムを守る過酷さは重々わかってるはず。デンジとマキマの決戦に並ぶくらいに。」

デンジ「???オレとマキマさんとの決戦同様に??」

「デンジ…敵のインヴェードに気を付けるんだ!!!!!今年の怪物はまだ未知数だが、もしインヴェードする奴がビョーゲンズだったらやられたカーダーは宮崎の隊長のグレースと同様とてつもない大病に見舞われるぞ!!!!」

デンジ「ビョーゲンズ???昔の天敵かぁ??」

「その通り。4年前の天敵のビョーゲンズは地球をむしばむために卑劣な手段を使い続けた。そしてカーダーにインヴェードしてそのカーダーを病気にした。圭一くんも4年前に東京の神宮球場でやられてるの。」

圭一「あの苦痛は忘れちゃいねぇ。デンジとポチタとこむぎにはこの任務がいかに過酷かを思い知ってもらうために今回来てもらったんだ。相手方のジュンだって…」

「その通りだ。鹿島を根城に持つ31列隊とて安心はできない。もし今日のグランパスとアントラーズの試合がスコアレスになって怪物に攻め込まれたらそれこそ豊田スタジアムがパニックになる。さらにそれにつけこんでカーダーの誰かが敵にインヴェードされたら内側からも攻め込まれてパニック倍増。それを食い止めるのが僕たちカーダーの役目だ。」

圭一「もしこむぎでも浄化しきれないようだったら…その時はオレたちやチェンソーマンの出番だ。」

 

インヴェードに警戒した一同だったが、幸い試合は0-3で鹿島の勝ち。名古屋サポーターと圭一たちの犠牲で怪物を防いだ。