今時珍しい

上映時間97分。

これは観る前から好感持てます。

しかもブラピの一枚看板作品。


しかし幕を開けてみると、

何、これ?


分かるんですよ、

一所懸命

実験的手法を駆使してるのは。


ブラピがなかなか登場しなかったり、

とか

雨の中のバイオレンスシーン

とか

アクサダイレクトだかソニー損保だかの

CMみたいな雰囲気の中

超スローで射殺シーンを

魅せてみたり、

車のドアに

カメラをくっ付けて

撮影してみたり、

BGM代わりに

ブッシュとオバマの

両大統領演説を使ってみたり・・・

と。


もったいぶって引っ張った演出、

遠方からわざわざ飛行機代出して

呼んだスナイパーが

全く使い物にならなくて

経費倒れに終わったとか、

そんな時間稼ぎまくった挙げ句の

97分ですよ!

つまり中身が空っぽな

作品って事です。

オバマ大統領演説を

バックに

自由だとか

資本主義だとか

アメリカは金が全てだとか、

青臭いんですよ。言ってる事が。

高校生の学祭レベルの映画です。



ちなみに劇中

誰も「ジャッキー・コーガン」なんて

呼んでませんから。

原題は

「KILLING THEM SOFTLY」

おやじギャグか?っての。

しかもジャッキーは

思いっきり至近距離から

容赦もためらいもなく

銃殺してますから。

全然ソフトじゃないですから。

そういう意味では

ブラピの

似合わないリーゼント頭も含めて

全編ギャグ映画です。

ギャングじゃなくてね。

あ、おやじギャグか。

10点(100点満点中)

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