ドイツ映画だ。

原題は「神童」

時代は第二次大戦開戦前後。



何故か劇場は

満員。

口コミで広がったのかな?

アート作品に良くある反響ですね。


主人公は3人の

可愛い子供たち。

我が子を見ているよう。

しかも天才音楽家。



ドイツでの物語かと思ったら、

舞台はウクライナだった。

主人公の少女はドイツ人。

音楽の師匠で親友の

少年(本物の天才アーティスト、つまりほぼ本人役)
少女の2人はユダヤ人。

この状況設定を

ちゃんと踏まえて観ないと

ややこしい。

「命をつなぐバイオリン」

ではなく

「命をつなげなかったピアノ
助ける事が出来なかったバイオリン」

ね。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。



冒頭とエンド以外は

全て回想、

現在と過去のダブルキャスト

等のハリウッドお得意の手法も

ドイツ映画だと

やたら新鮮に映る。

最後のご対面シーンは

泣けた!


反戦映画ではなく、

ドイツによる

ユダヤ人ホロコースト問題を

ある意味子供目線で

静かに淡々と描いた作品。


後世に語り継がれる名作の

誕生だ。

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