私のパートナーは

紫雷イオさん。

心強いパートナーだ。

向こうの先発は二見社長、

ならばこっちは私が出ます、と。

秒殺しちゃって

イオさんの出番が

無くなったら

ごめんなさいね・・・、

と運命のゴングが鳴った。




二見社長の蹴りは

ハエがたかったくらいの

ものだったが

二見社長の頭突きを食らった際、

彼の指が私の目に入ってしまったのだ。

その後の二見社長の下段蹴りを

痛がるフリをして、

わざとダウンして

回復に努めようとしたが

間髪入れずに

長野美香選手が

加勢して来た。

余りにも奇麗なお方なので、

一通り攻撃を

食らってみる作戦に

切り替えた。

やばい。

少しずつダメージが

蓄積していく。

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ *☆*:;;;:*☆*:;;;:

さすがはイオさん、

二見社長を

場外に引きずり出す事に

成功!!

こうなったらこっちのもん。

市中引き回しの刑なり。


いかにこの試合が

壮絶で悲惨で残酷なもの、

かつ私のキャリア史上

屈指の奇異なもの

(例えて言うなら

弘前での対タリスマン戦、

矢巾での対ダートバイク・キッド戦の類いである)

だったかは、

生観戦していた

つぼ原人

島田裕二さん

という

業界ご意見番のお二人が

揃って絶賛している事からも

容易に想像がつくであろう。





図らずも

「伝説」は「再び」

始まったのである。



それにしても

のたうち回りながらも

ギラギラ光っていた

二見社長の眼、

何故か私の中で

熱いものがこみ上げて来た。

業界慣れしたつもりで

麻痺しちゃっている

関係者諸君、

(勿論私も含めてだが)

恐らく開催するであろう

次回大会に

集結すべきだ。

忘れ物が

きっと見つかるはずだ。



会場を跡にする時、

数多くの

サスケ信者達に囲まれた。

彼らも

忘れ物を拾いに来たのかもしれない・・・。