ザ・グレート・サスケ オフィシャルブログ「THE GREAT SASUKE」by Ameba

遅ればせながら、

「ダイアナの選択」を観に行った。

最後に(最初に)死ぬのは

ダイアナか?モーリーンか?が

上映開始後間もなく、

分かってしまった。

私に限らず、

ほとんどの映画通なら見破った事だろう。

しかし、この作品が凄いのは

最後の最後まで着地点が読めないところにある。

だから観る者は

上映中に様々な仮説を立てながら

観る羽目になってしまう。

私はダイアナとモーリーンが入れ替わったのではないか?

と考えたりしてみた。

「ダイアナの分まで生きる」とか言って

髪を染めたりして。


でもそんな単純には終わらなかった。

大どんでん返しと言えばこの人、

M・ナイト・シャマラン監督の

「シックス・センス」は「ある日どこかで」から、

「アンブレイカブル」は「エンゼル・ハート」から

インスパイアされたであろう事は

容易に想像がついたが

このヴァディム・パールマン監督は

そんな我々の予想を

遥かに上回る

反則技を使ってしまったのだ。

映画の法則をいとも簡単に破ってしまった。


エンドロールが流れ始めても、

まだ今ひとつ釈然としなかったので、

原題を思い出してみた。

「The Life Before Her Eyes」、

「瞳の奥底の人生」とでも訳してみた。

その瞳とは・・・

ダイアナが夫を初めて見た瞬間・・・

あの大学での特別講義を

後に夫になる教授に惹かれるように、

羨望のまなざしで見つめていた

あの瞳だったのだ。

その瞳の奥底こそが全てだったのだ!!!

うぅ~~~~~~ん、納得。

このパールマン監督の反則技、

許しましょう。

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