世の中は複雑系になり、

どこに失敗の罠が隠れているか

見つかりにくくなっている。

 

しかし、実際に失敗の原因が分かると意外と単純なことが多い。

つまりは複雑系で隠れていたとしても、

実際は基本に沿って動けていないだけのことが多い。

 

 

国や、地域性違うからと、

業界や生活環境が違うからと、

対岸の火事と見ないで、

本質を理解すれば

同じ危機は避けられるはず。

 

 

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ニュースなどで問題が報じられたら

同様のことが自分たちに何時起きても不思議ではないと

危機感を持たなくてはならない。

 

業種業態が違うからと

規模が違うからと見過ごさず

表面に出た失敗原因でなく、

本質としての失敗の構造はどんな業態でも

あるいはどんな事業でも起こり得る罠と見るべき。

 

 

事故には不思議と連鎖性がある。

その事故を自分たちのものとして捕らえられれば

同じ失敗をしないで済むが、

自分たちとは別の世界のこととか、

うちの場合は仕組みが違うからとか

原因を、根本から追って考察することをしないでいれば

いずれ異なる形で同じ轍を踏むことになるだろう。

 

ただし、

いつも基本に忠実に常に新たな視点で見直しをしていれば

逆に、不安に囚われるすぎる必要はない。