新しいことを進めるには
「先駆者の情報や同業の動向」だけでなく、
「異なる分野」「異なる世界」からの類推が参考になる。
物事を進める時の参考に、「同業他社のことを見る」のは当たり前のこと。
しかし、それでは今までの仕事の枠をなかなか越えられない。
それはいつも既にやっていることだから。
お互いに同じ仕事の延長線上で考えているから。
ひとつ飛びぬけたことをしたいと思ったら、
むしろ、「他業種」や、あるいは「まったく仕事ではない事」、「遊びなど」
別のことから学ぶ方が正解かもしれない。
それは、簡単にはあてはめられないし、
まったく条件が違うではないかとの思いを持たれるかもしれないが、
実は自然や社会は、ある摂理にかなった構造になっている。
規則的なこともあれば、不規則なことが規則的に積み重なっていたり、
まったく異なる事象が実は「そっくりな構造」になっていたりする。
だから、個々の事柄や業種によって、
表面上は全く条件が異なるかもしれないが、
構造や組み立てにまで遡れば、実は応用が見えてくるものも多い。
物事を「自然の摂理」に沿って考えるようになると、
“周囲のあらゆる物事がヒント”になってくる。