Romaは一日にしてならず
という古い本が祖父の書斎にあった
これには観光客の行かぬ野畑のあぜ道や、
それこそジロ・デ・イタリアで一番多く通られた道などが出ていて
私は子供の頃日がな一日その本とにらめっこしながら
祖父にうるさがられるほど質問したものだ
「どこだって一日じゃつくれないよ」
「なぜイギリスやフランスの人がイタリアのことをこう言ったの」
「ジロ・デ・イタリア観に行こうよ」等々
今思えば不思議な因縁を感じる
Bikeにこれほど魂を揺さぶられなければイタリアのなかなか行きにくい山の中、
風光明媚な海岸線を行けども行けども車で走りBikeを追うなど
普通の人のすなることではない
これも神のお導きとすればなんとありがたいことか
やはりRomaは一日ではとてもとても……
フランスにしろイギリスにしろ
身を置いてみればありがたいほどに学ぶことが多いのです
どこかへ隠れてしまったあの古い本をぜひ探し私の家宝にしたいものではある

ジロ・デ・イタリア