高村光太郎
『 あなたはだんだんきれいになる 』
をんなが附属品をだんだん棄てると
どうしてこんなにきれいになるのか。
年で洗はれたあなたのからだは
無辺際を飛ぶ天の金属。
見えも外聞もてんで歯のたたない
中身ばかりの清冽な生きものが
生きて動いてさつさつと意慾する。
をんながをんなを取りもどすのは
かうした世紀の修行によるのか。
あなたが黙つて立つてゐると
まことに神の造りしものだ。
時時内心おどろくほど
あなたはだんだんきれいになる。
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私のすきな詩です
今日、39歳になりました
付属品も装飾品も捨てて、
そのときこそ現るるにんげんが美しい者であるような、
そんな人にいつかなりたいです
※ コメントのお返事ができなくてすいません
帰京したらパソコンからゆっくり書かせていただきますね
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