最初のお買いもの | * no place like home *

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~ この世は愛から

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一年の最初の買い物は、本を買うことに決めています

今年は、高村光太郎さんの詩集

高村光太郎は、冬の詩人 と言われるほど、冬の詩をたくさん残しています
今の時期、どっぷりと読めます

冬 だけでなく、生と愛の賛歌、
『智恵子抄』に代表される、愛の詩人でもあります

学校で初めてその詩をよんだとき、どれほど衝撃的だったか
そのような愛を私もいつかと、、、望まずにはいられませんでした

精神を病んだ妻と、そのありのままを見つめ、愛する光太郎、
私はこの夫婦への憧れをそのとき強烈に刻みました

*この本のカバー画は高村智恵子作です


この詩集のなかから、新しい朝に書き記したい詩をひとつ


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『 さういふ友 』

黙つてゐても心の通じる、
いいも悪いも両手に持つ、
さういふ友を持つのはいい。
少しのびた無精ひげを見ながら、
東京湾の風の話をきいたり、
山の木魂の話をしたり、
ふところから本をだしたり、
そんな話のあひだに、一足づつ、
あの天文学がじりじり進む。
どういふ軌道が真実か、
どういふ現象がシネクワノンか、
どういう数理が精確か、
無口に燃える学問を
さういふ友は置いてゆく。
さういふ友が満ちればいい。
この世にとつて自分自身が
さういふ友であればいい。


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