ふたりの朝 | * no place like home *

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~ この世は愛から

朝のテレビ(ズームイン)で、
「ノルウェイの森」の宣伝をしていて
(私も彼も共に村上春樹ファンです)

私は朝の些事に忙しくて見るでも聞くでもなかったけれど、
アナウンサーが発した 究極の愛の物語 というフレーズが耳に入ってきた


究極の愛??

って何ですか??


なんだかもったいつけて 究極の なんて言ってるけど、
究極でないものを愛と呼ぶというのかね?



ちょうどそこへ夫チャンが起きてきた

「 ねぇねぇ、究極の愛って何?
おしえてっ、今すぐっ 」


起きたばかりのふらふらした足取りで、
煙草を吸う定位置へ移動する夫K

ライターで火を点けたあと、
しぼりだすように答える

K 「 ん~~、添い遂げられなかった愛かな~ 」


*注
もっとも、
より元調に近い雰囲気で書くと、
「 そいとげられなかったあいかなぁぁぁぁ 」
と、いった具合

彼の頭の中も口調も、まだ漢字変換されるほどに覚めてはいない
しかし、読みづらいので自動変換することにする



私 「 叶わない愛 ? !  んなわけない 」

相手は既婚者とか、身分違いとか、親が決めたいいなずけ登場とか、
禁断の っていう環境で盛り上がるあれ?

私 「 ( 怒 ) ( 怒 ) 」

状況 というアルコールが入ったような、
舞台装置を必要とするものが愛だなんてっ(怒)

いくら寝起きだからってそんなことしか言えないなんて情けない



K 「 じゃあ、自分の中で純粋培養された感情?? 」


私 「 はーい??
つまんない返答ばかりしてないで、
もっと気の利いたこと言ってよーー 」

こっちは起きたばっかりだぞ~、といわんばかりの彼は顧みない



朝のつーんと冷えた冬の空気にゆらゆらと立ち昇る煙
輪郭がはっきりしていてきれいだな

指に大事そうに挟まれたその煙草に嫉妬したりして



「 おれ、究極の愛に包まれてるからわかんないわ 」


よっしゃ
今の返答、気に入った




女が質問しているときなんて、

っと、失礼、
ひとくくりにしてはいけないわね、

私が 質問しているときなんて、
聞き出したいのはただ それだけなのだ、

いつだって