一九九九年十一月五日 

午後六時三十分二十七秒
B型で潔癖症の私は 

A型で不眠症の貴男から 

少しだけ嘘を教えてもらい
嬉しさのあまり閉所恐怖症の私は貴男に 

貞操帯をプレゼントしました
完璧主義の私は 

爛れた夜に 

動脈を 

ピクピクさせながら
貴男の静脈に 

春死音を注入し 

ありったけの血液を取り出して
シンプルなこの部屋に 

一つだけ 吊るして飾りました