3学期が始まり、進路選択もいよいよ迫ってきていた。昼休み、いつものように真人と教室で昼食を食べていた。食事を終えると、実際の状況は悟られないように注意を払いつつ、俺は真人に尋ねてみた。
「なぁ、真人。文理選択はもう決めたか?」
「ああ、俺は理系。薬学部にいきたいからな。」
「ちょっと変な質問なんだが…もし未来が分かるなら、行ってみたいと思うか?」
すると、興奮気味に真人が話してきた。
「もちろんだよ。それで、希望の新薬開発の研究職になれていたら、最高じゃないか!」
意気揚々と話す真人に、これ以上聞くのは悪い気がしてきたため、俺は話題をそらして、それ以上は深く聞かないことにした。
次の授業のために移動していると、ちょうど授業を終えたばかりの絵玲奈を見つけた。
「絵玲奈は決めたのか、進路選択?」
「うん、私は文系。国際関係が第一希望だよ。亮介君、まだ迷っているの?」
「え、ああ。まあな…。」
「先生に相談してみたら?何かいい案が出てくるかもしれないし。」
本当に迷っていることは違っていたのだが、話題のつじつまを合わせるために、昼休みに担任の先生と進路相談をすることにした。
「文理選択で相談か。小森、将来何になりたいのかとかあるのか?」
「経済分野の仕事が出来ればいいかと考えています、銀行員とかSEとか。」
「とりあえず、歴史科目を選択して理系にしてみたらどうだ?そうすればどちらでも対応できるし。まぁ、負担はその分大きくなるけどな。」
文理どちらにも対応できる方法を担任の先生は示してくれたが、自分が実際に迷っているのは別のことであった。当然、結論に対しての進展はなく、相変わらず迷いを抱えたまま教室に戻った。しばらくして、絵玲奈が状況を聞きにやってきた。
「なぁ、真人。文理選択はもう決めたか?」
「ああ、俺は理系。薬学部にいきたいからな。」
「ちょっと変な質問なんだが…もし未来が分かるなら、行ってみたいと思うか?」
すると、興奮気味に真人が話してきた。
「もちろんだよ。それで、希望の新薬開発の研究職になれていたら、最高じゃないか!」
意気揚々と話す真人に、これ以上聞くのは悪い気がしてきたため、俺は話題をそらして、それ以上は深く聞かないことにした。
次の授業のために移動していると、ちょうど授業を終えたばかりの絵玲奈を見つけた。
「絵玲奈は決めたのか、進路選択?」
「うん、私は文系。国際関係が第一希望だよ。亮介君、まだ迷っているの?」
「え、ああ。まあな…。」
「先生に相談してみたら?何かいい案が出てくるかもしれないし。」
本当に迷っていることは違っていたのだが、話題のつじつまを合わせるために、昼休みに担任の先生と進路相談をすることにした。
「文理選択で相談か。小森、将来何になりたいのかとかあるのか?」
「経済分野の仕事が出来ればいいかと考えています、銀行員とかSEとか。」
「とりあえず、歴史科目を選択して理系にしてみたらどうだ?そうすればどちらでも対応できるし。まぁ、負担はその分大きくなるけどな。」
文理どちらにも対応できる方法を担任の先生は示してくれたが、自分が実際に迷っているのは別のことであった。当然、結論に対しての進展はなく、相変わらず迷いを抱えたまま教室に戻った。しばらくして、絵玲奈が状況を聞きにやってきた。