「ナイスショット、いいぞ小森!」
あれから2ヶ月、俺はひとまず、今の環境を受け入れることから始めていった。もがいてもどうしようもない以上、ここでの生活を、できる限り楽しんでみることにしたのである。
今、俺はバトミントン部に所属している。元々は、中学の時から続けていたのだが、学業優先を求められたため、高校進学と同時に断念していた。今回のタイムスリップでも、バトミントン部に入部すること、そして、こうして続けていくまでには、大きな障壁が何度かあった。
タイムスリップから1週間後、学校では部活登録が行われていた。俺の高校では、一応全員が部活に所属しなくてはならなかったのである。
「なぁ、亮介。お前、部活どこにするんだ?」
尋ねてきた真人に、俺はあいまいな返事しかできなかった。
「分かんね、できればバトミントンってところだけど、見てみないとなんともね。」
気持ちとしては、せっかく過去に戻ってきたのだから、もちろんバトミントン部へ入部したかった。両親が心配している学業面も、いわば「一度は経験済み」であるため、まぁ、何とかなるはずだと考えていた。しかし、学業優先を求める両親を説得しきる自信が、俺にはなかった。それができれば、最初からそうしていたからである。
帰宅後の夕食で、俺はそれとなく部活の話題を出してみた。
「母さん、部活の登録が来週末までにあるんだけどさ。」
そこまで言うと、まくし立てるように母は釘を刺してきた。
「ああ、全員登録は必須だったわね。もちろん、運動部はだめよ。そんな時間があったら勉強して、3年後の大学受験に備えてちょうだい!」
まぁ、案の定の展開であった。当時の俺には分からなかったが、親としては、子どもの将来のために、まずは勉強を頑張ってもらいたいという気持ちは、今の俺になら分かった。それでもなお、あの頃と同じく、くすぶった気持ちも、俺の中にあった。
そうこうしているうちに、あっという間に部活の本登録を明後日に控えた。
あれから2ヶ月、俺はひとまず、今の環境を受け入れることから始めていった。もがいてもどうしようもない以上、ここでの生活を、できる限り楽しんでみることにしたのである。
今、俺はバトミントン部に所属している。元々は、中学の時から続けていたのだが、学業優先を求められたため、高校進学と同時に断念していた。今回のタイムスリップでも、バトミントン部に入部すること、そして、こうして続けていくまでには、大きな障壁が何度かあった。
タイムスリップから1週間後、学校では部活登録が行われていた。俺の高校では、一応全員が部活に所属しなくてはならなかったのである。
「なぁ、亮介。お前、部活どこにするんだ?」
尋ねてきた真人に、俺はあいまいな返事しかできなかった。
「分かんね、できればバトミントンってところだけど、見てみないとなんともね。」
気持ちとしては、せっかく過去に戻ってきたのだから、もちろんバトミントン部へ入部したかった。両親が心配している学業面も、いわば「一度は経験済み」であるため、まぁ、何とかなるはずだと考えていた。しかし、学業優先を求める両親を説得しきる自信が、俺にはなかった。それができれば、最初からそうしていたからである。
帰宅後の夕食で、俺はそれとなく部活の話題を出してみた。
「母さん、部活の登録が来週末までにあるんだけどさ。」
そこまで言うと、まくし立てるように母は釘を刺してきた。
「ああ、全員登録は必須だったわね。もちろん、運動部はだめよ。そんな時間があったら勉強して、3年後の大学受験に備えてちょうだい!」
まぁ、案の定の展開であった。当時の俺には分からなかったが、親としては、子どもの将来のために、まずは勉強を頑張ってもらいたいという気持ちは、今の俺になら分かった。それでもなお、あの頃と同じく、くすぶった気持ちも、俺の中にあった。
そうこうしているうちに、あっという間に部活の本登録を明後日に控えた。