こんにちは。こんばんは。
レイです。

今日は中島義道さんの「どうせ死んでしまうのに、なぜいま死んではいけないのか?」という本を読んだので、感想を残しておこうと思います。

最近kindle unlimitedの無料体験を始めてみたのですが、そこでたまたま見つけた本です。


著者の中島さんは哲学者であり、その方が書いた書籍というだけあって、考えがその辺に溢れているビジネス書より練られているような気がして、面白かったです。


特に私がこの本の中で興味深いと感じた箇所は2点あります。

 なぜ、私はこの世に自分の意志でなく生まれさせられ、苦しみあえいで生きねばならず、そしてじきに死んでしまわねばならないのか、しかもほとんど何もわからないままに。
上記の文章は書籍そのままの文章ですが、わたしも感じたことがあります。ちょーわかるぅーという感じです。
きっかけは私のルーツのことで人に否定されたり、人間関係がうまく行かないと感じたときです。
ちなみに私は日本を含め、3か国の血を引いています。そのことで、特に大学の研究室の教授や小学生の頃の人間関係がうまくいっていませんでした。
自分がなりたくてなったわけではないのに、なんで親は私を産んでしまったのか、産まれなければこんな苦しみは感じなかったのにと恨んだこともありました。

②弱さを言い訳にした時、人間は醜くなる
これも事実だなあ、と感じます。
自分ができないことを言い訳にその場で停滞している時、心の中の理想の自分と無意識に比べてしまいます。
言い訳をするよりは足掻いてみた方が経験になるのではないか、と思うお年頃です。(まだ若いだけかもしれませんが。)



上記2点への著者さんなりの対処法は、「真実から目を逸らさないで思考の体力をつける」、「どうせそのうち太陽が爆発して人間だけでなく、地球も滅びる」だそうです。
スケールが大きい(笑)

①真実から目を逸らさないで思考の体力をつける。
つまり、人生の理不尽をしっかり見据え、ままならないことや対処法がないということを悟ることこそが成人の思考方法なのではないか、とのことです。
それにより、どんな環境であっても生きていける力に繋がるのではないかという考えは、私も同感です。
どうしたってままならないことは世の中にたくさんあって、そこから自分を誤魔化さずにどうにか生きていかなくてはならないと思います。
私はどうにか折り合いをつけて生きています。そういう観点からすると、自分には自分のルーツはどうしようもないと理解した高校生くらいの頃から大人ですね。ちなみにカナダではこのルーツはcoolだと言われたので、ところ変われば価値観も変わると感じたのも高校生の頃ですね。

 どうせそのうち太陽が爆発して人間だけでなく、地球も滅びる。
地球が滅びるという最大の不幸に比べれば、今感じている不幸なんてちっぽけで、だからこそ、今自分がしたいことをしよう、とのことです。
逆に、したくない仕事があったって、生きる目的にするべきではなく、生きる手段として捉えるべきというのは同感です。


総じてこの本の著者さんは「自分はマイノリティ側の思考を持っている」と気づいて、その中でどうにか折り合いをつけるための自分なりの考え方をこの本に残しているのだと思います。
言い方はよくないですが、著者さんが自殺していないのは、「自分はなぜ生きているのか」の答えを探すためにまだ生きていらっしゃるのかな、と感じました。


転じて、私はなぜ生きているのかと考えた時に、
「自殺することで周囲の人間に迷惑や悲しみをかけたくない」、
「別の人の役に立つことで、その人がなにか素晴らしいことを成し遂げてくれるのではないかという期待をもっている」、
「目先の幸せ(特に日向ぼっこや甘いものを食べる、人と話す)を感じるため」
という3点のためなのかなと今は感じています。
そのうち変わる可能性はもちろんありますが。

特に小学校中学年と大学院時代に色々ままならないことを感じましたが、「ままならないことがある」ということを体感できたという点では、よかったのかもしれないと思います。
でも大学の研究室の教授は、無邪気に人を潰したことを悔い改めて欲しい(恨み言)。


総括:マイノリティだと感じる方におすすめ。
価値観の押し付けと、弱さを言い訳にするのよくない。
自分がなぜ生きているのか、考える機会になった。