Vリーグの開幕がいよいよ来週に迫ってきました。

そこで、今シーズンの順位予想してみたいと思います。

前編では昨シーズンの上位4チームについてです。


1.久光製薬
IN森谷史佳(←パイオニア)
 ※高卒新人除く
OUT筒井視穂子(退部)
   石田瑞穂(→デンソー)
   シベレ・バルボサ(退部)
   平井香菜子(引退)

現在リーグ2連覇中、3連覇を目指す今シーズンとなります。
初優勝よりも連覇の方が難しいと言われますが、今シーズンも優勝の本命でしょう。
昨シーズンからベテランの筒井視と平井、スーパーサブ的役割だった石田が抜け、廃部となったパイオニアから森谷が加入しました。
戦力的に昨シーズンと比べてそれ程ダウンしてないでしょう。平井の穴は森谷、石田の穴は石井や野本や若手が埋めるとみます。ただ世界バレーで新鍋、長岡が不調だったのが気になります。また、他チームからも研究、マークされるので3連覇への道は決して簡単ではないはずです。
しかしながら、スタメンに日本代表を多くそろえる久光を中心に今シーズンも回って行くとみます。


2.岡山
IN熊谷桜子(←デンソー)
 今野加奈子(←パイオニア)
 浅津ゆうこ(←パイオニア)
 香野晶子(←パイオニア)
OUT佐々木侑(引退)
   福田舞(引退)
   栗原恵(→日立)
   堀口夏実(引退 コーチ)
   村田奈都美(引退)
   小林亜里沙(引退 コーチ)
   金森純子(引退?登録抹消)

昨シーズンは過去最高順位タイの2位。ここ数年着実に順位を上げてきている岡山ですが、今シーズンは厳しそうです。岡山躍進の原動力になっていたサイドアタッカーの福田、栗原、佐々木姉がチームを離れ、代わりにパイオニアから3選手が加入しましたが見劣りします。
勝負所で決定力のあるスパイカーがいないと取れるセットも取れず自然と苦しい流れになって行きます。
また正セッター宮下も日本代表でのハイブリッド6による疲労が心配です。上位6チームまでのプレーオフには入ると思いますが、ファイナルまでは厳しいとみます。


3.東レ
IN木村沙織(←ガラタサライ/トルコ)
OUT宮田由佳里(引退)
   ペーニャ、ヨンカイラ(退部)

昨シーズンは久々にファイナルまで残れなかった東レ。今シーズンは捲土重来は期して今シーズンへのモチベーションは高いと感じます。
宮田とペーニャが抜け、木村が3シーズン振りに復帰しました。外人獲得の発表がいまだにされてないのでペーニャの代わりに木村という位置付けなのでしょう。
サイドは迫田、高田、木村と代表を揃え攻撃力はリーグ随一ともいえます。サイドに比べセンターが弱いのでここに外人を入れればいいと思うのですが二見をはじめ、伊藤や野村ら若手の成長に期待しているのでしょう。
久々に国内リーグに復帰する木村ですが、世界バレーを見る限り3~4年前と比べ力が落ちてるみます
。野球でメジャーに行って戻ってきた選手を行く前のパフォーマンスができると考え大金積んで獲得する球団がありますが、それと少し似てる気がしますね。
それと小平選手の起用方法も気になります。昨シーズンはリベロで使い続けていたのに最後の3位決定戦はサイド起用しました。監督はブレずに初志貫徹してもらいたい。
木村の調子が上がってきて、若手が期待通りの働きを見せれば優勝も狙えると思います。




4.トヨタ車体
IN中村かおり(HAOKムラドスト/クロアチア)
 庄司夕起(VCヴィースバーデン/ドイツ)
    高橋沙織(←日立 ※未登録 同意書出ず)
OUT矢野美子(→PFU)
   山本陽子(引退)
   高本佳澄(→大野石油)
   星野絵美(引退)
   梶原雪路(引退)
   高橋咲妃恵(引退)
   河村聖子(引退)
   眞恵子(引退)

昨シーズンは初の4強入りに黒鷲旗優勝と飛躍のシーズンとなりましたが、その後ごっそり選手がいなくなってしまいました。特に高橋、梶原の若手両リベロが揃っていなくなるなんて考えてもいませんでした。
その代わりにやってきたのが日立佐和にいた中村選手。いまだにクロアチアでバレーを続けていたなんて知りませんでした。矢野の抜けた穴はこれまたベテランの庄司選手でなんとかしようということでしょう。
付け焼刃的な補強で乗り切ろうと言う考えがみえみえで困ったものです。
外人は3シーズン目となるカナニ、今シーズンもフル回転で活躍してもらわないと入替戦行きもありうるやもしれません。


続きは後編で...