Vチャレンジマッチ2日目。さいたま市記念総合体育館に行って来ました。
第1試合はパイオニアvsデンソー
昨日の試合でデンソーがセットカウント3-0で勝っているので、デンソーが1セットでも取れば昇格。万一スト負けしても得点率で上回れば昇格という、絶対有利な条件で迎えた2日目の試合でした。
私の戦前の予想では、いい勝負になるんじゃないかと思ってたんですが、デンソー強かったです。今日も3-0のスト勝ち。2日間共に完勝と言っていい内容でした。
昨年のチャレンジマッチでは日立に僅かな得失点差で敗れ降格、悔しい思いをしたデンソー。必死にボールに食らいつき、ボールをつなぐ姿に執念を感じましたよ。
パイオニアはリーグ後半調子を上げてきてたので好勝負するのではと思ったんですが、いい所無く完敗。来シーズンはチャレンジリーグに降格になってしまいました。
試合後喜びに湧くデンソーの選手の横を涙を流す冨永選手が通っていきましたが、チャレンジマッチは歓喜と悲哀が交差する残酷な場所ですね。
第2試合はJTvs上尾
昨日の試合フルセットの激闘を制したのは上尾。上尾は勝てば昇格、フルセット負けなら得点率勝負、それ以外の負けならJTの残留でした。
私の戦前の予想ではJTが上尾を圧倒すると思ってました。JTはプレミアで12勝(16敗)してるし、7位とはいえ5位、6位とはセット率差、4レグでは調子を上げ4勝3敗で岡山や東レにも勝っていたからです。
心配があるとすれば、レギュラーに若手が多く独特な雰囲気のチャレンジマッチの経験がないこと。対戦相手の上尾が地元埼玉のホームチームで大応援団がいること位しか思いませんでした。
この大一番を制したのは上尾メディックス!僅差で進む痺れる試合をセットカウント3-1で勝ちました。
上尾は思っていた以上にいいチームでした。ディフェンスがいいし、皆本、メットカフに決定力がありました。それとJTをよく研究していた印象で石井美と田中瑞のスパイクコースに入り、よくボールを上げてました。
勝利が決まった後は選手全員なだれこみ大歓喜状態に、この後吉田監督の胴上げもありました。
皆本、関選手は号泣でした。
2週間前捻挫をしたとは思えないプレーを見せてくれたメットカフ選手。花束を持ってました。もしかしたらこの試合が現役最後の試合だったかもしれませんね。
2試合共にチャレンジのチームが勝つという波乱の展開。今年のチャレンジマッチ女子は下克上となりました。
プレミアのチームはどうしても絶対負けられない、降格したくないというプレッシャーがあり、受けてしまいますが、チャレンジのチームは挑戦者。メンタルの差が大きかったかもしれませんね。



