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 第二部 母編


 第54話 焼いてから粉に

時間が来たので、

焼き場へと

みんなで車に分散して

向かいました。


私は

霊柩車で

助手席に座りました。



手には遺影を持って。



その遺影。


ちょっと若い写真を選び過ぎました。

多分、

母が50代後半ぐらいの頃、

のように見えるもの。


実際に亡くなったのは

71歳。



車に乗っていて思いました。


あぁ、

あの人はお母さんを若くして

亡くしたんだな

可哀想に。。


そんなふうに思われるのは

ちょっと嫌だな、と。



多分、

誰も気にしていないでしょうが。



でも、

遺影は、

やっぱり亡くなる

少し前ぐらいがいいと思います。


亡くなる前の、

まだ元気だった頃の

いい写真。



たくさん撮っておく。

大事なことかもしれません。


意外と

正面を向いてる

いい写真って


ないもんです。



母の亡骸は

あっという間に焼かれ


骨になって出てきました


恒例の喉仏も見せてもらい


綺麗に拾い集めた骨を

壺に納め


それを木箱に入れました



そして、

突然ですが、

私の姉が登場します。


姉が

この骨をもって

粉にしてもらいに

タクシーで向かいました。



私を含め、

その他の親族は

上野で夕飯を食べにいきました。


粉状になった

お骨を待ちながら


皆で食事です。