15年前の君へ | 地獄ぶらり一人旅~アラフォー刺青大学生 | 中卒で刑務所から学歴社会へ挑戦

地獄ぶらり一人旅~アラフォー刺青大学生 | 中卒で刑務所から学歴社会へ挑戦

ずっと犯罪者だった。刑務所へも行った。背中には黒い龍が棲んでいる。中卒の俺が定時制高校から関西の有名私大へ合格、現在さらに上を目指している。俺が大学を出たからといって出世どころか就職さえも望めない。でも失敗も成功もまとめて記録しようと思ったんだ。

初めてアメブロでブログというものを書き始めたあのころから15年が経過した。

 

ずいぶん遠くまで来たものだ。

 

ブログで泣き言をつづり始めた15年前、15年後に東京のど真ん中に住んでいることを君は予想していただろうか?

 

誰からの信用もなく、

衣食住にも事欠き、

大切な人も失い、

ただ日々綴ること以外にやれることは何もなかった。

 

今、公認会計士試験に合格してからほぼストレート、最短距離で組織を駆け上る俺がいる。

 

あらゆる非常手段を排して、勉強だけで駆け上がった人たちと全く同じ条件で戦っている。

 

自分への挑戦、

学歴社会への挑戦、

自分の能力の限界を見極める、

 

そう思って始めた道だったが、自分が勝てる自信もなく、ただ、目の前の壁だけを乗り越えてきた日々。

 

自分の掛け値なしの力を知るには、他人の土俵で戦う必要がある。

上司を便所に引きずり込んでカマシを入れたり、仕事以外の力で屈服させるようななりふり構わない手段では、純粋な力は量れない。

 

 

 

今、その道を振り返ると、

まるで何かに導かれるように、

その時々における最善手を、

考えられないほどの偶然と運で手繰り寄せて、

赤い糸に導かれるようにこの場所へ到達したように見える。

 

 

 

あの日、冷たい雨の中でもがいていた自分に、今、目指している道が間違いではないことを伝えたい。

 

もちろん、本当に正しかったかどうかはわからない。

 

実はもっと大きな成功を収める道があったのにも関わらず、この道を選んだおかげで大きな成功を失った可能性もある。

 

ただ一つ、自信をもって言えることは、今の人生を選んで、今、全く後悔をしていないということだ。

 

人生ではいつも新たな選択を迫られる。

 

目の前に強制的に選択する必要があることに気づいていないうちに決断の時が来て、気づかないうちに現状維持という選択をしていることがある。

 

どの道が正解か不正解か、答え合わせができる日は来ない。

 

貧困にあえぐ人でさえ同じだ。

実は最善の選択の結果、今の人生があるのかもしれない。

 

ただ、選択の瞬間は無数にあって、選択の結果も無数にある。

 

だから、せめて選択の瞬間に気づいたときは、自分自身が後悔しない選択をすることを心掛けている。

 

 

 

15年前の俺にもう一つ言いたい。

 

重い過去も不利益になることばかりではない。

 

劣悪な環境やゴミのような人生で培われる特性が確かにある。

 

大事なことは過去を糧にしてどう生きるかであって、過去から学んで生かすことで人は人生を変えられると思う。

 

 

 

今、たまに過去の自分を話すことがあったり、

過去の自分を思い出すことがある。

 

ブログを見返しても同じ。

 

読んでみると嘘みたいやな(笑)

どんだけ悪い人間やねんって思う。

そんなんやるやつおる?って。

 

間違いなく自分にやった記憶があるし、

客観的事実として記録も残っているので、

確実に俺がやったことなんやけど嘘みたい。

 

そう、他人事みたい。

昔の自分が他人みたい。

 

いつかまた今も含めて書ける日が来ると思う。

 

そうやな、純金融資産1億円を達成したときかな。

もう、誰が妨害してきても、人生が壊れないと確信したとき。

 

 

 

そして、人生を変えたいと思っている人に伝えたい。

 

人生は自分で変えられる。

 

生まれ持った才能がなくても、努力と勇気だけで変えられる。

 

闇を歩んだ人の強さは、

 

何も守るものを持っていないこと

挑戦に失敗しても失うものがないこと

何もないけど応援してくれる人がいること

 

だと思う。

 

 

 

どんなに努力しても…

どんなに反省しても…

どれだけ更正しても…

 

うまく行かない場合もあるだろう。

そして、うまく行く場合も・・・

 

どちらにしても、社会的な意義はあると思う。

 

成功したときに本などを書くのは簡単だ。

でも、それでは失敗が美化され、苦しみが見えない。

 

だから、今、こうして、一番厳しいときにブログを書くことにした。

 

 

俺が辿る道は険しい。

 

赤裸々に過去を織り交ぜ、こうして書けることは俺の安定にもつながるだろう。

 

もちろん、応援してくれたら嬉しいが、応援してくれず俺の失敗を望む人が見てくれても良い。

 

見てくれること自体が、何かを生み出すと思う。

失敗して俺も学ぶし、見た人も学ぶ。

成功したら俺は嬉しいし、成功してひがまれるのも税金みたいなモンだ。

 

 

 

まずは俺が先に

 

 

 

この終わりがないように思える、

めどがつかない

重く苦しい努力を続けようと思う。

 

さぁ。どうなるだろうか・・・

 

上記は、はじめてのブログの最後の文章。

 

今では、嫉妬という税負担に耐えられなくなったので隠した。

 

久しぶりに過去やアメブロを思い出したので書いてみた。

 

いつか今の道のりもかける日を夢見て。

 

 

 

Written by TheCriminal.