このお話を書く前に、長編を1本書き始めていたのですが「こりゃあ、しばらく書き終わらないなあ」と感じて別なものを書き始めたら、それも長くなりそうだったので急遽別な短編を書き始めました。
で、その短編を書いている最中に、この話をまたも急遽思いついて書き上げたのがこの短編作品「ZENKOI」です。(笑)
(つまりこの作品の前に書いている途中のものが3本あるという・・・)
書いている途中のものを投げ出したくはなかったのですが、しばらくネットに作品をご提供できていないことと、このまま提供できない時間が空いてしまうと今後何も出さなくなってしまうのではという自らの恐怖心から(笑)この短編作品を書き上げた次第です。
夏の暑い間に書き上げてしまいたいという気持ちもありました。
いつもは10話~15話ほど書いたところで、ネットに掲載していきつつ書き上げていくケツタタキ連載方式なのですが(笑)この作品は短編ということもあり、全部を書き上げてから一旦全部のストーリーを見直して清書しなおしたものです。
執筆の時間は仕事の合間をぬって合計7日間ぐらいでしょうか。
書き上げてから、アップするまでに順次調整を行いました。
ラストの結末も最初に考えたものから二転三転して若干変わってしまいましたが、今のほうがいいと思います。
いつも書いていて迷うのは、女性 の中 で出すときの描写についてです。
男性としてはあれはとても気持ちのいい行為なのでついつい書きたくなるのですが、女性の皆様がそういう男性願望の塊のようなシーンを読んでどう思われるのか、とても気にしながら書いています。
男の僕は一生かかっても女性の気持ちでああいうシーンを書けませんので・・・。
でもある女性読者様に聞いてみたところ、読んでいて嫌な気持ちにはならないのでどうぞ書いてくださいと言われたので、今回も自由に書かせていただきました。
ココミのモデルになった女性は過去に肉体関係を持った複数人の女性です。
交際までにいたらずに、文字通り一晩の恋で終わってしまった女性の皆様のイメージがモデルです。
僕はワン・ナイト・ラブ、という経験は少ないほうだと思います。
(巷の男性よりは多いとは思いますが・笑)
理由は一人の女性を時間をかけて愛するのが好きだからです。
しかしワン・ナイト・ラブでも猛烈に愛し合えるときがあります。
幾人かの女性は初めての相手でもある僕のものを飲み、幾人かの女性は初めての相手でもある僕のものを中で出してほしいと希望されました。
僕は愛情がないとうまく女性を抱けないので、一晩でそういう行為ができる女性とは何か言葉では表せない繋がりを感じました。
それはたぶん僕とそのとき繋がりをもった女性の方々も同じ思いだったと思っています。
そんな不思議な男女の愛情と僕の永遠のテーマである「輪廻転生」を組み合わせつつ、過去のワン・ナイト・ラブに纏わるいくつかの素敵な想い出をつなぎあわせて1つのストーリーにしてみたのがこの作品です。
皆様がこの作品を読んでいやらしい気持ちになったり、セックスってとても素敵な行為なんだなと思っていただいたり、作品そのものを気に入っていただけたならば幸いです。