こぶたさん、もとい、ごぶたさしております、キャーリーです。
と、たまにしか更新しないブログで久しぶりに書いてみたいこととは…
ここから前置きが長くなるんで、考察に飛びたい人は下線を飛び越えてくださいな。
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今回書きたいことは、もうなんでこんな記事書くのというくらい古い、23年前の歌「Pieces」のPVの考察について。
今まで書いたことなかったと思いますが、わしはラルクアンシエルは大好きで。
カラオケ行ったら、たいてい歌ってしまいます。
その中でも、特に好きなのが、Pieces。
この歌は、私のお葬式の時に流してくれ、と本気で家族にお願いしているほど。
この歌のPV、今でこそ、Youtuberで公式に見ることができますが…↓
ラルクファンならご存じかと思いますが、前は本人カラオケかDVD「CHRONICLE」くらいでしか見ることができませんでした。(もちろん、CHRONICLEシリーズは全て所持しております。)
そのPVの概要は以下のとおりです。
「映像は、1本の短剣をめぐる100年にわたる物語をバックとした大作となっている。ストーリーは、イタリア領の島、シシリーにある屋敷の主の孤独な老人が、自らの悲運を嘆き1本の短剣に100年の呪いをかけたところから始まる。」
(Wikipediaより抜粋)
Youtubeで久しぶりに見たら、当時考えていたことが思い出され、
考察を書こうと思いたって、よう調べたらこんなものまでありました。
それは…公式のページ
公式サイトで解説があるんで、これ以上正解はないんですがね💦
それでも、この考察は無性に残しておきたくなり…
公式があるんで、これはすでに考察ではなく、妄想になってしまうんですが、これがブログを開いた理由です。
「このナイフには記憶がある…
100年の…不吉な記憶…」
23年前のわしには、PVの冒頭にあるこのセリフしか情報がありませんでしたから。
…と、前置きが長くなりましたが…
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まず、整理しておきたいのが、このPVの登場人物。
当然ながら、ラルクアンシエルのメンバー4人。
1 Hyde(以下、ハイド)
2 Tetsuya(以下、テツヤ)
3 Ken(以下、ケン)
4 Yukihiro(以下、ユキヒロ)
それから、100年の間にナイフにより殺された人と殺した人。
①1899年シシリー
殺された人:老人
殺した人:執事
②1927年ロンドン
殺された人:淑女
殺した人:紳士
③1940年ワルシャワ
殺された人:兵士
殺した人:少年
④1964年香港
殺された人:チンピラ
殺した人:少女
⑤1972年シカゴ(by ゆめちゃん:蛇足)
殺された人:母親
殺した人:幼児
⑥1999年ニューヨーク
殺された人:テツヤ
殺した人:ハイド
はい、ここでやっとわしが言いたかったことが、言える準備が整いました。
それは…
①~⑤の
登場人物はラルクメンバーの前世の人たちじゃない?
ってことです。
そう思ったのは、やたらとメンバーと他の登場人物をオーバーラップさせる場面が多いから。
そして、
この呪いは因果応報
逆の言い方をすれば、やられたらやり返す、的なことではないかと。
ではまず、オーバーラップする場面を整理してみます。
1回目:テツヤと少年(空を見上げるシーン)
2回目:テツヤとチンピラ(ビルから落ちるシーン)
3回目:ケンと④のゴロツキ※(車の中のシーン)
※3人の男の内の誰か
4回目:ユキヒロと少女(血のしたたるシーン)
5回目:ユキヒロと幼児(ガラスの光とナイフの光のシーン)
6回目:ハイドと老人(椅子に座りうつむくシーン)
わしは、このオーバーラップする人物が、このPVの世界におけるメンバーの前世と妄想しております。
さらに言うなれば、オーバーラップしていない人物も前世ではないかと。
その妄想を先ほどの登場人物に重ねてみるとこうなります。
①1899年シシリー
殺された人:老人=ハイド
殺した人:執事=テツヤ
②1927年ロンドン
殺された人:淑女=ユキヒロ
殺した人:紳士=ケン
③1940年ワルシャワ
殺された人:兵士=ユキヒロ
殺した人:少年=テツヤ
(後ろから、背中を刺される)
④1964年香港
殺された人:チンピラ=テツヤ
殺した人: 少女=ユキヒロ
⑤1972年シカゴ
殺された人:母親=ケン
殺した人:幼児=ユキヒロ
⑥1999年ニューヨーク
殺された人:テツヤ
殺した人:ハイド
(後ろから背中を刺される)
※赤字がオーバーラップがあった人物
まず①で、なぜ執事がテツヤなのか、ですが、
因果応報(やられたらやり返す)の仮定からで、
最初に執事に殺さる老人がハイドなら
最後にハイドに殺されるテツヤは執事
となります。
次に②の紳士淑女がなぜケンとユキヒロなのか、ですが、
②のシーンのあとにメンバー4人が並んで登場するから。
ここでやっと役者が揃う訳です。
その順番は、左から、テツヤ、ハイド、ケン、ユキヒロ。
テツヤとハイドはすでに①で登場しているため、
残る二人が②に出てくる二人となります。
(しかも、テツヤとハイド、ケンとユキヒロ、
とペアのように、少し離れて歩いています。)
ではなぜ、紳士がケンで、淑女がユキヒロなのか。
それは、4人の並び順から、左から、
テツヤ=殺した人、ハイド=殺された人
のため、
ケン=殺した人、ユキヒロ=殺された人
となる訳です。
③で殺された兵士がユキヒロなのは、直後の④からわかります。
因果応報の仮定から、④で殺した人が少女=ユキヒロだから。
④は二人ともオーバーラップしているので、説明不要。
⑤で殺された母親がケンなのも同様で、
②の因果応報で、殺した人が紳士=ケンだから。
⑥ではやっと①の因果応報が果たされます。
登場人物の前世と因果応報の説明が終わったところで、
これを少し整理してみます。
ハイド:2度の人生
1度目に老人として殺され、
2度目の人生で執事=テツヤを殺し返す
テツヤ:4度の人生
1度目に執事として、老人=ハイドを殺し、
2度目に少年として、兵士=ユキヒロを殺し、
3度目にチンピラとして、少女=ユキヒロに殺され、
4度目にテツヤとして、ハイドに殺される。
ケン:4度の人生
1度目に紳士として、淑女=ユキヒロを殺し、
2度目にゴロツキとしてテツヤを追い詰め、
3度目に母親として、幼児=ユキヒロに殺される。
4度目は、因果応報は済んでいるため、殺しも殺されもしない。
ユキヒロ:5度の人生
1度目に淑女として、紳士=ケンに殺され、
2度目に兵士として、少年=テツヤに殺され、
3度目に少女として、チンピラ=テツヤを殺し返し、
4度目に幼児として、母親=ケンを殺し返す。
5度目は因果応報は済んでいるため、殺しも殺されもしない。
さて、ここで③と④の間に線を引いて、上下を比べて見てください。
自分でも驚いたのですが、この線を中心に
上下のメンバーの位置が見事に線対象
になっています。
ケンのゴロツキがイレギュラーなこと
なのですが、他はわしの中では全て腑に落ちます。
特に、
①で執事が何か呟いて老人を刺し、
⑥でハイドが何か呟いてテツヤを刺す、
という対称性。
(他の②~⑤では呟くシーンはありません)
呟かれたテツヤは、何か思い出したようにハッとします。
それは、自分が1度目の人生で呟いた言葉だから。
(このシーンが最も登場人物がメンバーの前世なのではという妄想を強くしました。)
刺した瞬間に走馬灯のように、100年の不吉な記憶がフラッシュバックされます。
このフラッシュバックが見えたのが、ハイドなのかテツヤなのか、
どちらもなのか、はたまた、これで終わりという演出?
とにもかくにも、
最初の殺人の因果応報が果たされた
ように感じられます。
そして、最後にハイドが教会で、
「やっと最初の因果応報は果たされました」
と神に報告しているように見えます。
最初の老人とオーバーラップするのですから。
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はい、ここまでが過去に抱いたわしの妄想でした。
実際は、この老人がナイフに100年の呪いをかけた張本人で、執事はそれを阻止しようとナイフを取り上げたら呪いが既に発動、
それで老人を殺してしまったとのことなので、最後の解釈は間違っていますがね。
これは、神の前で懺悔している、と解釈した方がよいようです。
しかし、こうして書いてみると、最後の解釈以外は、未だにあながち間違ってもいないように思いますが、いかがでしょうか。
登場人物の年齢も、生まれ変わりの矛盾がありません。
ユキヒロの少女も幼児も、あの後、ナイフを取り上げた誰かに殺された、と考えられます。
(あっ、
メンバーは全員、1972年には既に生まれている
ってのは、なしで^^;
あくまで、このPVの世界での話ということで)
こんな妄想を掻き立てられ、何年経ってもつい書きたくなるのは、このPVが素晴らしいものである証左なのは間違いないかと。
皆さんはどう思われましたか?
ではでは。