昨年12月に6年間務めた会社を退職し、4月から新しい職につくことになった。

一昔前は終身雇用が当たり前の時代だったため、転職に対して否定的な見方が強かったが近年は昔ほど否定的ではないように思う。ただ、転職はリスクの高いものだし安易に転職に踏み出すものではない。それでも転職したい。自分の別の可能性を見出したいということであれば、転職を始める前に用意しておくべき大切なものが一つあると実感した。

とある本の記述で
「転職の海でのコンパスは自分の『やりたい事=夢』」
という記述があった。言い得て妙だと思う。

就職活動を始めた当初、そんなことは当たり前だと思い深く考えていなかった。
しかし、『夢』が不明瞭なまま転職活動をしても、面接がうまくいかなかった。「なぜこの仕事、会社に入りたいのか?」という質問に対して「自分がこれをしたいから入りたい」と言えるかどうかで説得力はまるで違う。面接で大切なのはその『説得力』だった。
「自分が将来これをやりたいから転職したい」
「やりたいことを実現するためには会社でのこういう知識・経験が必要だから転職したい」

『夢』があると話に一本の筋が通る。自分の過去のキャリア・退職・転職理由、志望動機、将来のビジョンが説明できる。言い換えれば、過去―現在―未来が1本の軸でつながるため面接官を納得させる話ができる。だから自分を売り込むことができる。

今回の自分の転職活動では全部で24件応募した。初めは自分の『夢』がはっきりしていなかったため、いろんな業界を見ることが勉強になると思い多岐に渡り応募した。が『夢』を見つけるまでの転職活動22件は失敗ばかりだった。最終面接までは行っても、面接官を最終的に説得できない。なぜその会社で働きたいのかが説明できないからだ。そもそも、本当に自分のやりたい事ではないため申し込んだのに乗り気でない会社も申し訳ないながらあった。が!最後の2件は『夢』がはっきりしたため、トントン拍子に話が決まった。

ただ『夢』を見つけるのは難しい。自分の『夢』を見つけるきっかけはひょんなことだった。『夢』を見つけるためには常に自分の『やりたい事』は何なのかを考え続けることが大切らしい。人間の脳は意識を向けたものにしか反応しない。言い換えれば、無意識状態では気付けなかったのに意識することで気付くようになる。たとえば「ある物をほしいと思ったとたん、街中でよく見かけるようになる」というような状態だ。

『夢』に向かって仕事する、生きていけるのは素晴らしいことだと思う。転職を考えるのなら自分の『夢=やりたい事』がなんなのかじっくり考えてチャレンジすればきっとうまくと思う。
「夢をかなえるのに遅すぎるということはない」(ジム・モリス)
のだから。



長々お付き合いいただきありがとうございました!
2010年度の就職失敗による自殺者が424人で前年比+19.8%(70人増)らしい。
全体の自殺者数が減少している中で、高校・大学生の受験、就職失敗での自殺者数の増加・・・。就職「超氷河期」と言われる就職難が浮き彫りになっている。
競争を無くし、個性を重視する「ゆとり教育」の弊害とも言えると感じた。


「ゆとり教育」による個性重視の教育により、たしかに1人1人の個性が強化された。
終身雇用で大企業に入れば成功だった昔よりも、今の大学生は会社を興して自分のやりたい事をやるという傾向は強いらしい。
しかし、「ゆとり教育」の精神には大学入試や就職まで勝ち負けのない世界で過ごすという一面もある。その結果、諦めが早く問題を人や社会のせいにしがちな「ゆとり世代」が生まれた(もちろんそうでない人たちもたくさんいる)。初めての挫折が大学入試や就職という、高校生や大学生も少なくはないだろう。ここに「就職失敗」による自殺者が2007年から右肩上がりで増加している一因があるように思う。

この間、とても感心した記事を読んだ。毎日新聞の記事だったが、大学4年生男性Aさんの就職活動の話で、Aさんは就職が決まるまでに269社の選考を受けたらしい。就職活動を始めてから内定までは536日。1年を優に超える期間だ。面接官からの辛辣な言葉を受けたこともあったらしい。それでもあきらめず、就職活動ノートは内定までに15冊。就職活動で自分と向き合い「意外に粘り強い」という長所を見つけたとのこと。本当に説得力のあるセリフだと思う。

受験・就職・転職・リストラ・家庭問題や生活苦その他様々なストレスが存在する現代社会ではあるけれども、挫折するのではなく最後まで「諦めないこと」「自分を信じること」がなによりも大切なんだろう。
安西先生も「諦めたらそこで試合終了だよ」って言うてるしねぇ・・・。
 3/2の毎日新聞の記事にこういう記事があった。「医師不足は小児救急にも影」
そこで今日の医療現場の医療従事者(特に医者)の不足について考えてみたい。

現在、日本の人口は1億2805万人(2010年度調査結果)である。
医師免許を持つ人間は27万8000人(2006年度、医師・歯科医師・薬剤師調査)。
1000人に2人が医師免許を持っているということらしい。
また、厚生労働省の別の調査「医療施設調査」によれば2007年の病院での医療従事者数は常勤換算で173万6362人。
内訳は、
医師   約18万4000人
歯科医師 約9700人
薬剤師  約4万1000人
看護師  約61万8000人
准看護師 約17万6000人となっている。

冒頭でも述べたように日本の医療現場では医師不足が叫ばれている。医療業界の研究本にも深刻な医師不足として取り上げられているほどだ。(医療業界大研究、産学社)
その数字的根拠は経済協力開発機構(OECD)の「OECDヘルスデータ」に記載されている。それによれば人口1000人当たりの医師数は2.1人。加盟している30カ国中27位、先進7カ国中でも最下位という結果。OECD加盟国平均水準と比べ、医師が12.5万人不足しているとも言われている。
これだけ医師が足りていないにも関わらず同調査で人口1000人当たりの病床数は、全加盟国中トップの14.0という数字を出している。しかも、日本は唯一の2桁という圧倒的なトップだ。
これらの結果を見る限り日本では1人の医師がより多くの患者を診なければならない現状は想像に難くない。

それでは医師不足により具体的にどういった問題が発生しているのだろうか。
1つ目は労働環境の悪化、長時間労働による人的医療ミスの発生など。
2つ目は受け入れ病院が見つからないという救急患者のたらい回し。
3つ目は医師不足の地域格差。都市部でも不足している現状ではあるが、地方はより顕著に医師が足りていない。

これから超高齢化社会に突入していくわが国では、ますます医療現場の負担が増えると思われる。今後は医師の絶対数を増やすことのみならず、医療と介護の分野の融合や医療行為以外の部分でのIT化など医療現場の負担を減らしていくような仕組みづくりを行っていくことが必須である。


自分自身が何ができるかを考え仕事をしていきたい。


参考文献

① 医療業界大研究  著者:医療業界研究会  出版:産学社
② 毎日新聞(3/2記事) 本田宏氏