セラピスト歴１３年
サポート実績５０００件以上
深層心理に潜むネガティブ感情を
サラッと「魅力・輝き」に変える専門家
花咲♡錬金術セラピスト
あいだ 朋恵です
はじめから読む♡
▷▷【プロローグ】 見える世界と見えない世界。“私を生きる”戦いが始まる。
前回のお話しはこちら
▷▷【第１６話】 漫画がきっかけ、本当の親友ができる／あいだ朋恵の人生ストーリー
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高校生になってから始まった腹痛は、
半年に１回から、数か月に１回へと
だんだん頻度が増えてきました。
い、痛い！
異常な痛みに耐えきれず、
病院に行くと「過敏性大腸」との
診断が下りました。
私の体は
一体どうなっているの？
出された薬でも症状が治まらず、
何度か病院で診察を受けていると
今度は
「腸が痙攣をおこしている」
と告げられました。
いつまで、
このひどい痛みは続くの？
腹痛が始まると、
お腹の内部を火鉢で熱した鉄の棒で
かき回されているような
激痛がはじまります。
脂汗と冷汗がでてきて
急速に意識が混濁。。。
朦朧としながら
いつ終わるかわからない
激痛だけが、そこにあり
声もだせず、
お腹を抱えてうずくまるだけ。
お願いだから
この痛みを楽にして下さい。
いっそのこと、私を殺して
楽にしてください。
必死に心の中で
神様に助けを求め続けても
激痛はとまらない。
小さな悲鳴を上げても
誰もかけつけない。
やがて
痛みだけを抱え、
魔物の叫び声が聞こえる
おどろおどろしい真っ暗闇の
森の中をさまよい続け
何が現実で
何が夢か
わからなくなっていく・・・
かろうじて
体が冷え切るまえに
這って布団にはいり、
激痛ですべての体力が
根こそぎ奪われ、
視界がブラックアウトするのを
朦朧とした意識で待ち続ける・・・
早ければ30分、酷い時には、
どうにもできない激痛が
2時間つづいていました。
アコーディオンのように
右側にあった腸が、
痙攣をおこしながら移動をはじめ
完全に伸びきり
左側に収縮しきるまで
壮絶な痛みが続きます。
ある日、
学校の健康診断で
心電図の異常がみつかりました。
病院に行くと、
腸痙攣で心臓が弱っている
可能性があるとの診断。
でも、腸痙攣は、
心臓の手術をした後に副作用として
起こるまれな症状。
効く薬はない
と告げられたのです。
それでも、
心臓への負荷を減らし、
少しでも症状を抑えるために
「劇薬」を処方してくれました。
腸痙攣が起こりそうな予感を
感じたら「飲む」
毎日飲むと
心臓に負担がかかり、
耐性がつくと、
もう効く薬はない。
そんな「劇薬」でした。
私は、処方されても
すがりつくことすらできない
薬を手に
ただ、
弱っていくだけ。
私が腸痙攣の症状で
倒れていても、家族は、
自分の部屋で
布団の中で寝ているから
大丈夫。
と幻想を
見つづけていました。
家族の目に
私の姿は写らず
存在しないも同然で、
自分たちにとって都合いい
私という「残像」を
見ていたにすぎませんでした。
見えない世界を拒絶した私に、
見えない世界の
見えないネガティブな存在達が
襲いかかってきていたのです。
続きは、また次回♡
第１８話はこちら
▷▷【第１８話】心臓をつきさす父の暴言、倒れる妹を蹴飛ばす姉／あいだ朋恵の人生ストーリー
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