怪我について | THE BLACK SWAN 儿-JIN- OFFICIAL BLOG「黒言」Powered by Ameba

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まずはツアー序盤戦、仙台、新潟、金沢とお疲れ様。





来てくれたみんな、見てくれたみんなありがとう。





駆け出しのバンドがこのツアーに誘ってもらって、初めて観る人も多い中で演れていること、感謝の思いでいっぱいです。





そして本当に心配かけてごめん。





事故だったけど、あーゆーのが苦手な人には嫌なモノを見せてしまったかもね…。





ライブを中断することも出来たんだけど、自分が出来るなら、なるべく空気感や流れを壊したくなかった。





オレの我儘です。










新潟では、ラストの「HATE YOURSELF UNTIL YOU DIE」のバンド演奏が入るところ、頭を振り始めた時、





勢いよくベースのヘッドに接触し、額の左上の方を切ってしまい、気が付いたらかなりの血が流れていました。




血が流れているのは分かってたけど、実際楽屋に帰って鏡を見るまで、あんなに酷いことになっているとは想像もつかなかった。




元々前のバンドであんなパフォーマンスをしていた所為か、ファンの子も楽屋のバンド仲間も最初は演出だと思っていたみたいです。





病院嫌いのオレは、最初あんまり行く気は無かったんだけど、周りから「これは縫わないと…」と言われ、夜間救急の病院へ。





案の定、縫わないと塞がらないと言われ、4針程度縫ってきました。





一回目は、そこまで目立たないとこだったし、まあライブだしこんなこともあるわ…位にしか思ってなかったけど、





その翌日の金沢で、2曲目の「I SOLATION」のイントロで、同じ様に後ろに向かって頭を降ったとき、同じ様にベースのヘッドに接触し、





今度は額の左眉の上に同じ形の傷を作って、流血してしまいました。





決して短くは無いバンド人生で、二日連続でこんなことが起こるなんて夢にも思わなかったし、





最初はステージ上でも苛立ちを隠せなかった。





でも演り続けるしかないと思った。





結果、ライヴ自体はこのツアーで一番熱い感じになったし、





不快に感じた人もいるかもしれないけど、オレは演り続けて良かったと思ってる。






そしてライヴ後、昨日と同じ位の傷に自分でも理解し、メンバーに病院に連れていって貰いました。





凄まじい豪雨の中、諸事情で病院も何件か回ることになったけど、対処してくれたメンバーに感謝してます。





そして予想通り、ほぼ新潟の時と同じ施術を受け、片付けを終えたメンバーと合流しました。





脳や目とかに異常が無いのが不幸中の幸いだけど、今回の傷は目立つ所だし、綺麗に治るかも分からないので、流石に少し凹みました。





二日連続で、「馬鹿か、気を付けろ」と思うかもしれないけれど、正直自分には気を付けようのない…強いて言うなら、ステージングの勢いを殺すくらいしか出来ない。





でも、そんなんでライヴする位なら、しない方がマシだと思っている。





そっから自分の中でも色々と葛藤があって、どうしたら良いか分からなかったけど、





偶然会ったアルルカンメンバーと飯に行って少し心が軽くなりました。











ここ最近、自分が培ってきた表現への自信とは裏腹に、まだまだ自分は中途半端だと思い悩んでいました。





この傷は、その悩みの原因の「何か」から吹っ切れて、次のステップへ成長する為に必要なモノなんだと自分に言い聞かせます。





次のツアー前半ラストの名古屋では、個人的にもバンド的にも成長を見せたい。





そして色んな意味でライヴと言うのはその日その時その場所でしか味わえないモノだと思います。





成長の過程を見逃さず、その目に焼き付けて。





残りのツアーも楽しみにしてます。