森高千里YouTubeセルフカヴァー公開収録備忘録【その2】
11月24日の森高さんのYouTubeセルフカヴァー公開収録@横浜BLITZの備忘録の後編を。
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7時過ぎにドラムス収録が終了し、セットチェンジの20分のインターバル中、
『銀色の夢』の森高さんの仮歌デモとか(本オケに森高さんがラララ~と仮歌)
『チョコレートは明治』とかがBGMとして流れた後、
7時20分過ぎに“あのイントロ”で会場が盛り上がる!!。
1、私がオバさんになっても
森高さん1人が登場し。オケのみのバックで歌う。
衣装は“女盛りは29才”の時に近い黒のミニのタイトスカートにブーツ。
何故か背中には恐竜のようなヒレが。
イントロが流れた瞬間から会場のテンションはMAXに。
この後、サポートの高橋諭一さん(ギター、キーボード)と安田信二さん(ドラムス)が登場。
安田信二さんとは森高さんは久しぶりにお会いしたそうで、
しかもライヴでは初コラボだそうです。
次の曲は森高さん曰くYouTubeカヴァーの中から懐かしい曲という事で…。
2、ピリオド
デビュージングル『NEW SEASON』のカップリングだったこの曲を選んだところが何とも粋!。
まさかこの曲を選ぶとは!?。
森高さんここから喉がかすれ気味になりますが、声量は豊かで、
個人的には頑張って!と思いながらしみじみ聴き入っていました。
3、ファイト!!
『ピリオド』に続いては『ファイト!!』。
当時の『ファイト!!』はノリノリな曲でしたが、
今度のYouTubeカヴァーの方はテンポを落としてシットリした感じと
まるで違う印象に生まれかわりましたね。
『ピリオド』は森高さん曰くデビュー時以来久々に歌い…
で観客の方々の年齢層をいろいろ森高さんが質問された後に、
「40才を過ぎると1なのか2なのか3なのか分からなくなる時もありますが、でも気持ちは…30代(笑)
20代って言おうといたけれどずうずうしいかなと(笑)」
今日の為に体力つけたりヴォーカルレッスンをしたという森高さん、
大人になった私が頑張って!という新しいアレンジなった『ファイト!!』等
今回のYouTubeのセルフカヴァーの曲の中には原曲とは違うアレンジで新しく生まれ変わった曲もあり、
中には原曲の方がよかったという方もいるかもしれないけれど、
また改めて新しい曲として聴いてもらえればとの事。
次の曲は“ささやかな「おみやげ」”のブルーレイに収録されている曲。
『あるOLの青春~A子の場合~』のメロディに『私がオバさんになっても』の歌詞をのせた曲。
実はこちらの方が『私がオバさんになっても』のオリジナルで、
お蔵入りになっていたのを今回題名を変えて初披露。
ジャケットの直筆サインは森高さん曰く、お子さんを学校に送った後に必死で書いたとの事
4、あるOLがオバさんになっても
原曲とはシンセの音色等ががやや現代風になっているものの、
メロディやアレンジやノリはまさに『あるOLの青春~A子の場合~』そのまんま!。
歌詞だけが『私がオバさんになっても』。これはこれでありかもしれません。
ただ、『あるOLの青春~A子の場合~』はある種のあっけらかんな感じの楽曲だったので、
『私がオバさんになっても』の歌詞ではそのメッセージ性に気かつかなかったでしょうし、
シングルも大ヒットにはならなかったでしょう…。
5、道
『あるOLがオバさんになっても』に続いては『道』。
今回ドラムスでサポートしている安田さんの作曲の作品。
印象的なイントロまでに行くメロディが全く違うアレンジだったので、最初?でしたが、
あの印象的なイントロが流れて『道』だと実感。
ただし、原曲のキーからは低めにして、間奏後の最後の大サビのところで原曲のキーに。
次の曲は『Tony Slavin』という事で、
20代の森高さんと今の森高さんとがコラボしているYouTubeセルフカヴァーの映像について森高さんが語り、
更にロンドンでのレコーディング⇒リヴァプールへと足を運んだ時に
街中を歩いていて凄く懐かしい思いがして、その思いを書いた曲との事。
6、Tony Slavin
「この曲を聴くとまたロンドン、リヴァプールに行きたいな」。
ロンドンはレコーディング以来足を運んでいないとの事。
「今まではしっとりした曲だったので、次は元気な曲を」。
7、ララ サンシャイン
8、二人は恋人
『ララ サンシャイン』に続いての『二人は恋人』は原曲からはキーを低めに。
「皆さん疲れてないですか?」
「もう残すところ2曲になってしまいましたが…2階の皆さん元気ですか!?、猪木みたい(笑)」。
9、気分爽快
サビのところの“飲もう~”のところでおなじみのあのフリを観客の皆さんで。
10、見て
『気分爽快』の後はなんと『見て』!!。古今東西ツアー以来?。
90年代中旬以降の森高さんからは想像できないようなこの曲の選曲!!。
さすがに原曲からキーを低めにしてでしたが、
攻撃的で刺激的なパワフルなこの曲をアンコール前の最後に持ってきたところに
森高さんの意気込みと言いますか、ミュージシャンシップを感じました。
一旦退席後、森高さん登場、
「短い時間でしたが楽しんでいただけましたか?」
「久しぶりのライヴで10何年ぶりだったので、不安ばっかりあったんですけど、
YouTubeで自分の曲を歌うようになって、やっぱり歌って最高だなと、自分の曲がもっと好きになった」
「まだまだYouTubeで歌って、皆さんの要望があればコンサートも…」で観客拍手!。
「まだ決まってないんですけど、待ってくれますか?」
高橋さんと安田さん再登場、
「次の曲は皆さんにコンサートが終わった後にこんな気持ちになって帰ってほしいなと思って作りました」
A1、コンサートの夜
この曲を聴くとLucky 7ツアー最終日の新宿厚生年金会館のライヴ映像を思い出します。
何とも粋な選曲です。
歌い終わって退席して、これでラストかなと思っていたものの、
ラストのあいさつがあっさりといていたのでもしや…と思ったら、
森高さんと高橋さんと安田さんが再び登場。
「ライヴをやりたい、でもブランクが開いて不安も…でも25周年経ってこういうライブをできてうれしいです」
「デビューした頃ははレコーディングが苦手で、歌を歌うのも得意ではなく、何をやっていいかかとなった時に
渋谷のLIVE INNというところでやった時にライヴって超楽しいと」
「私最初の頃はこんなに長く歌手をやっているとは思わないで、すぐに熊本に帰っちゃうんだろうなと思ってたんですけど、頑張ってきてよかったと思います」
A2、EVERY DAY
http://www.youtube.com/watch?v=vTpFMBzp1zI
【森高千里 『EVERY DAY』 【セルフカヴァー】 森高千里公式YouTube】動画
『一度遊びに来てよ'99』のカップリングの曲なので、ライヴでは初披露かも?。
日本生命のCMに使用された当時(1999年)は何か重い感じの曲調だなと思ったものですが(失礼)、
こうして月日が経過し、森高さんのライヴ会場で聴いていると、
あれから森高さんも母となり、日本もいろいろとあった中で歌うメッセージソングにもとらえられ、
しみじみと心に響きました。
そんな中、歌メロのところを歌い終わった森高さんが手を振りつつ舞台から去り、
バックバンドの方々が余韻を残しつつ演奏を終える演出も
森高さんの歴代のライヴツアーの色を残していて、いい演出でした。
時計を観れば8時42分で、3時間半近い長丁場のイベントでしたが、
あっと言う間でした。
『渡良瀬橋』や『この街』やあれやこれやまだまだ歌ってほしい曲は数あれど、
憧れの森高さんのライヴの体感できて本当に貴重な体験をしたと実感しています。
「皆さんの要望があればコンサートも…」という森高さんの言葉が近い将来に実現する事を願いつつ、
『コンサートの夜』の歌世界のような余韻に浸りつつ、会場を後にしたのでした。
【終】

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