フィル・ウッズ・クインテット来日公演
震災に遭遇した親友の安否が確認できて一安心した後、
今日は微力ながらも献血をし、その後有楽町コットンクラブにてフィル・ウッズ・クインテット来日公演を聴きに行ってきました！。
今日もライブ開始30分前にも会場内のシャンデリアが微妙に揺れる余震が発生したり、
国によっては退避指示がでるような状況下で、
しかも様々なアーティストの来日公演の延期が相次ぐ中で、
ジャズ界の文化遺産的巨匠・御大がご高齢ながらも（今年80！）
こうして来日公演を無事行なってくれた事に本当に感謝したいと思います。
ライブ開始5分前から上手側に御大自らスタンバイして、
その後「ダイジョウブ～☆」と言うフィルの脱力的MCで始まった今宵のライブ。
昨年はナベサダさんのスタミナに驚愕した私ですが、
フィルはナベサダさんのダンディ的歳のとり方ともソニー・ロリンズのハイパーグランドファーザー的歳のとり方ともまた違う、
“歳はとるものなのだ(^_^)”的な脱力的な可愛い歳のとり方をされていて、
ソロを吹き終わった後に息をゼエゼエする所までもが子犬のワンちゃんみたいで可愛く感じてしまいました。
ただし、音色はぶっとくてパワーがあり、
その音色と顎に刻まれた皺にビバップの深く重い歴史を感じました。
こういう国難な時期にこうしてビバップを聴くことができて、
感慨深く感じた今宵でした。
