2月19日、東京国際フォーラム

先程無事神戸公演も終わったと思うので…
2月19日、東京国際フォーラムのシカゴ来日公演にて感じた事を(^-^)。
まず、会場に入ってビックリしたのは
コンコースに入ってのCD物販コーナーに呼び込みのお姉さまの声。
今までこんなことなかったぞ!。よっぽど紙ジャケを売りたいのかな?。
しかもフォーラム限定で購入者にはマグネットの粗品も付くときたもんだ!。
ただ、CD物販(山●楽器)のスタッフの接客はチョットねぇ…(T_T)/~~~。
さて、気を取り直して大ホールに入ると、
ステージの左右にプロジェクターのスクリーンがあって、
そこには「ストーン・オブ・シシファス」のジャケットが映しだされていて、
何に使うのかな?と思ったら、ライブが始まってからわかった!!。
【メドレー】イントロダクション⇒クエスチョンズ67/68(日本語ヴァージョン)
ダイアログ
愛ある別れ
【メドレー】遥かなる愛の夜明け⇒モンゴヌークレオシイス
いかした彼女
いったい現実を把握している者はいるだろうか?
【メドレー】君は僕のすべて⇒アライヴ・アゲイン
追憶の日々
【メドレー】忘れ得ぬ君に⇒君こそすべて
ビギニングス
アイム・ア・マン⇒トリス&ドリューのドラムス&パーカッションソロ
君とふたりで
素直になれなくて/ゲット・アウェイ
サタデイ・イン・ザ・パーク
愛のきずな
《アンコール》
バレエ・フォー・ア・ガール・イン・バキャノン(ぼくらに微笑みを、言いたいことが沢山、不安の日々、ウェスト・ヴァージニアの幻想、ぼくらの世界をバラ色に、今こそ自由を、愛は限りなく)
《アンコール2》
自由になりたい
《アンコール3》
長い夜
開始時刻から15分ぐらい経った19時15分頃から「イントロダクション」でライヴはスタート。
そうしたら、スクリーンにロバート・ラムの顔が大写し!!。
ステージを見てみると、あれまぁテレビカメラがセットされているじゃない!!。
ステージを見りゃいいのかスクリーンを見りゃいいのかは悩む所だけれど、これは便利だ!!。綺麗な映像。
ただ、BSとかで放送される事はないだろうけれど(^_^;。
昨今のYouTubeの繁栄で
ルー・パーディニとドリュー・へスターが入った新しいシカゴのライヴ映像などをいろいろ見て
“予習”はしてきたつもりだったのだけれど、
いろいろな「お~!」とか「ほ~!」な事があった今回のライヴ。
例えば、元々ロバートが
「クエスチョンズ67/68(日本語ヴァージョン)」(←あの北山修訳詞!!)や「いかした彼女」や「バレエ・フォー・ア・ガール・イン・バキャノン」をやるよとインタビューで答えていたものの、「ぼくらに微笑みを」ならずも、あの「バレエ~」をアンコールにもってくるとは思わなかった!!。
(※ちなみに「バレエ~」は13分近い組曲です。コアなファンは狂喜乱舞でも、ライトな方は面食らったかも(^_^;))
元々シカゴは40曲も50曲も全米ヒット曲があるグループ。
なのでそこから2時間のライヴの為に選曲するのは大変な事かと。
今回はアルバム「シカゴ17」以降の曲は選曲されず。
ライヴ前のスクリーンには「シカゴ32」のジャケットご映し出されていたのに「フィール」とか「ラヴ・ウィル・カム・バック」とかは演奏されず((+_+))。
そればかりか、来日特設サイトにて募集していたリクエストからは一曲も選曲されず(T_T)/~~~。
まだまだやってほしい曲はいろいろあったのだけどね(^_^;)。
演奏面だと、70年代のラウジール・ジ・オリヴェイラ以来となるパーカッショニストのドリューが入った事によって、
何でここ30年近く(シカゴ17ツアー時代のケニー・セテラは除く(笑))パーカッションがなかったのかと思うくらいシカゴの音楽とパーカッションは相性がいいなぁと実感。
トリス&ドリューのドラムス&パーカッションソロなんてパワフルだった!!。
ドリューもいっそのこと正式メンバーになればいいのになぁと思ったりもします。
(Blue Infinity Musicのサイトでは普通~にドリューの名前があるのですが…)
そして、ルーはシンガーとして以上にキーボーディストとして威力を発揮!!。
キーボーディストが変われば音色も変わると言うもので、
特に「素直になれなくて」ではそれが顕著に!!!。音色選びのセンスがいいなぁと思いました!!。
確かにシンガー&ハモンド使いとしてはビル・チャンプリン(←円満脱退ではなく半ば解雇というのはホントですか?)の方が上かもしれないけれど、
ルーにはルーのよさがあるはずなので、今後の展開に期待☆。
ビルが抜けたので、もう「ルック・アウェイ」はやらないかも?。
そして、ビルファンの方にとっては今回のシカゴのライブは消化不良気味だったかもしれないけれど、
そんな方は是非ビルのソロ来日ツアーの嘆願を!!。
ギターのキース・ハウランドの音色は今回は特にすばらしいなぁと実感。
クリーンなギターの音色はまるでキースのナイスガイな性格を表しているみたい(^-^)。
母性本能をくすぐるかのようなイケメン系ギタリストとしてもっと注目されてもいいのにね。
まぁ、あぶなっかしいヴォーカルはご愛敬と言う事で(^_^;)。
昨年末のピーター・セテラのソロ来日公演ではないけれど、
ピーターが目の前で歌う「素直になれなくて」や「君こそすべて」や「愛ある別れ」を聴いてしまうと、
シカゴのはなぁ…とも正直思う事もあるけれど、それはそれ、これはこれ(笑)。
ピーターが作った曲を今のシカゴのロバートやジミー・パンコウが
“自分たちが演奏したくて演奏している”のか、それとも“ファンの為に演奏している”のかはわからないけれど、
40周年ベスト盤のライナーノーツでの辛口コメントを読む限りは
ファンの為にプロに徹して演奏してくれているんだなぁと感じる次第です(涙)。
ただ、今回は少しばかり変化があって、
あの「素直になれなくて/ゲット・アウェイ」がルーの新しいキーボードアレンジによって
特にイントロが大きく変化したばかりか、アンコール前の曲という定位置からの脱落!!!!!!!!。
正直、ジェイスンが歌いだすまでホントに「素直になれなくて」かぁ?と一瞬躊躇しました(^_^;)。
だって、まだコンサートが始まってから1時間10分程しか経っていなかったんだもん!!。
そりゃビックリしますよ。えっ?もう「素直になれなくて」を演奏しちゃうの?って。
イントロがあのエレピ(&アコピのユニゾン)の印象的なイントロではなく、ストリングスときたもんだ!!。
そして「ゲット・アウェイ」でワーーーーっと会場が盛り上がった所で、更に2倍盛り上がったのが
「サタデイ・イン・ザ・パーク」!!。ロバートの曲だ!!。ロバート嬉しそう☆。
そして、アンコール前の曲に選ばれたのがなんと「愛のきずな」!!。
もっともジミーとピーターの曲ですが…いいのか(笑)。
「愛のきずな」は日本だとアンコール前の曲としては少し盛り下がっちゃったかな?。
アメリカだと盛り上がるんだろうけど(^_^;)。
シカゴのライヴはメンバーが“ライヴで演奏して楽しい”というのが伝わってくるのが素晴らしい所で、
そして、最大のオリジナリティーであるジミー率いるホーン・セクションの響きを芳醇なメロディーと共に堪能する!!。
「ぼくらの世界をバラ色に」のリーのお茶目っぷりはご愛敬(爆)。
今回来日しなかったサックスのウォルター・パラゼイダーも観たい(聴きたい)方はアメリカまで行かなきゃ!!。
(※ウォルターは以前治療した心臓を考慮して、海を越えるような長時間のフライトを控えているので)
シカゴのメンバーは日本を楽しんでくれたかなぁ?。
http://www.youtube.com/watch?v=lMIFC725oao
【YouTube - Video 21】動画
ジェイスンとルーとドリューと東京タワー珍道中(笑)。ガイド役はあの秀世さん!!。
昨年末のピーターも楽しんだみたいだし、また来日してくれないかなぁ。
シカゴもピーターも来日したら、またライヴに行くべ!!。
