2つの「カム・フライ・ウィズ・ミー」

映画「ハッピーフライト」、皆様ご覧になりましたでしょうか?。
(私の感想はコチラに)
http://ameblo.jp/thebigthing/theme-10009740876.html
さて、この映画のテーマソング
フランク・シナトラの「カム・フライ・ウィズ・ミー」。
映画公開を記念して「スペシャルパッケージバージョン」のシナトラのベストも発売されていますね。

「カム・フライ・ウィズ・ミー」は
シナトラの1958年発表のアルバム「Come Fly with Me」の一曲目を飾っています。

いかにもハッピーになりそうなアルバムジャケットですが、
実は映画に使われているのはこのバージョンではありません!。
映画に使われているのは
1965年発表のアルバム「A Man and His Music」のバージョンです!!!。

発売年度が違うといいますか…
録音年度も違うことながら、レコード会社も違うのです!!。
アルバム「Come Fly with Me」はキャピトルレコード(日本ではEMI Music Japan)

アルバム「A Man and His Music」はリプリーズレコード(日本ではWarner Music Japan)

聴き比べをしてみればよ~くわかります。
【Come Fly With Me(1958)】
【Come Fly With Me(1965)】
1958年のバージョンは「with ビリー・メイオーケストラ」
1965年のバージョンは「with カウント・ベイシーオーケストラです」。
CDご購入の際はぜひご注意を。
http://en.wikipedia.org/wiki/Come_Fly_with_Me_(song)
【Come Fly with Me (song) - Wikipedia, the free encyclopedia】
余談ですが…
1958年のシナトラの「カム・フライ・ウィズ・ミー」のレコーディング時、
たまたまその場に後にビートルズのプロデューサーとして有名になるジョージ・マーティンが
イギリスからキャピトルレコードのスタジオ見学の為に居合わせていたそうです。
(ジョージ・マーティン自伝「耳こそすべて」より)
《追記》
「カム・フライ・ウィズ・ミー」の歌詞にて
>エキゾチックなお酒がお好みなら
>遠くボンベイにバーがある
“Bombay”とは今の“Mumbai”の事です。
先日、ムンバイで無差別テロの悲劇がありました。
悲しいことです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081129-00000055-yom-int
【インド同時テロ全面鎮圧、死者195人に…実行犯1人拘束(読売新聞) - Yahoo!ニュース】