今夜の“ウェルカム・トゥ・マイ・リビング・ルーム”

今夜のライブの率直な感想…
凄い!
凄すぎる!!
…を超越して
“何かとんでもないモノを観てしまった!!!”
と思ってしまうくらいの素晴らしいライブだった。
今夜のライブの主人公キャロル・キングは、
かのビートルズの面々が、
デビュー前の青春時代に聴いて憧れを抱いていたというくらいの名ソングライター。
(まだこの時のキャロルは二十歳そこそこ…)
キャロルはMCではとってもお茶目なオバサマ(スマスマ出演時の時みたいに)。
でも、一旦ピアノに向かうと、
アルバム「つづれおり」という金字塔を打ち立てたシンガーとしてのもう一つの部分を発揮する。
六十代半ばにして、二十代後半でシンガーとしての伝説を打ち立てた時と変わらない豊かな声量と音域に驚愕!。
思えばキャロルは例えば澄んだ歌声で歌うタイプのシンガーではない。
どちらかと言えば“気合い”で歌うタイプのシンガーだ。
ただ、キャロルは気合いを込めてその歌う歌声や弾く(叩く)ピアノには、
選ばれた“レジェンド”が持ち得る“魂”を感じる事ができる。
キャロルは頭や喉ではなく、心で歌い、奏でるのだ。
今回のライブはアコギとベースのサポートメンバーはいるものの、
基本はキャロルのピアノ弾き語り。
キャロルが奏でるピアノの音の魂と
キャロルの歌声の魂が重なり合い、
東京国際フォーラム大ホールのこの広い空間に魂を発散し、聴衆の魂の鼓動を揺さぶる…。
キャロルの作った曲の豊潤なメロディに、その魂が重なる…
その空間を体現できたことに、私は猛烈な感動を覚えてしまったのだ!。
今までどんなにキャロルの音楽で時に涙し、時に励まされたかを…
このライヴを観て
今までキャロルの音楽を聴いてきてよかったと再確認した。
それはそれは素晴らしく素敵な“リビングルーム”だった。
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《追記》
会場内の(PAのサウンドチェック用の)BGMに
スティーヴィー・ワンダーの「オーバージョイド」や
ローレン・ウッドの「ファーレン」が使われていたのが印象的でした…。
【Lauren Wood - Fallen (Soundtrack from Pretty Woman)】
《第一部》
Song Of Long Ago
Welcome To My Living Room
Been to Canaan
Up On The Roof
City Streets
Home Again
Nothing Bout Love Makes Sense(※ゲイリー・バー)
Love's Been A Little Bit Hard On Me(※)
Smackwater Jack
メドレー:Take Good Care of My Baby/It Might As Well Rain Until September/I'm Into Something Good/Go Away Little Girl/Hey Girl/One Fine Day/Will You Love Me Tomorrow
《第二部》
Love Makes The World
Sweet Seasons
It's Too Late
Chains
(You Make Me Feel Like)A Natural Woman
Pleasant Valley Sunday
Being at War With Each Other
I Feel the Earth Move
《アンコール》
So Far Away
You've Got a Friend
The Loco-Motion