悲劇を愁い、背負っているもの
ミハイロビッチとスタンコビッチ。
イタリアのバラエティー番組に出演している楽しそうな二人

でも、耳をすませてよく聴いてみると…。
今年のインテルは
モウリーニョ新体制になって
コーチだったミハイロビッチは
“朋友”マンチーニと共にインテルを離れ、
(“バレージのお兄ちゃん”→ジュゼッペ・バレージがコーチになったみたいですね)
スタンコビッチも“恩師”マンチーニがチームを離れ
これからが正念場。
それにしても
現役時代のミハイロビッチのフリーキックはホントに凄かった

キック力、曲がり具合、バリエーション、そして正確さ

いずれも歴史上後世に語られるべきレヴェルのフリーキックを持った選手だと思います。
【ミハイロビッチフリーキック集】
聴けば、小学校時代からフリーキックのスペシャリストだっただとか

最晩年のインテル時代でもフリーキックの威力だけは衰えませんでしたね。
フリーキックを決めた時のミハイロビッチの表情は
とても爽快そうですね

でも、この映像では何かが違う…。
【famous serbian football player talks about what the enemy did to his pictures】
つまり、
【引き裂かれたイレブン オシムの涙】
>シニシャ・ミハイロヴィチ(Siniša Mihajlović、1969年2月20日 - )は、クロアチア・ヴコヴァル(旧ユーゴスラビア)出身の元セルビア・モンテネグロ代表サッカー選手(DF。かつてはWGやDHでもプレイしていた)。
>彼はセルビア人の父とクロアチア人の母の間に生まれ、親戚などをたどると実はバルカン半島に住む民族すべての血を引いている。だが彼の故郷ヴコヴァルはユーゴとクロアチアの戦争で廃墟となり、彼の実家も両親は追い出され、更に特にクロアチア側の兵士達が憎悪むき出しで攻撃していったと言う(ミハイロヴィッチの友人にはセルビア人極右活動家などがいたためだとされる)。紛争から2年後、故郷を訪れたミハイロヴィチは、自身の顔写真だけが打ち抜かれているのを見てショックを受けたという。
>その後も雑誌のインタビューでは「両親も含めた『僕らのヴコヴァル』は無くなってしまった。帰るところは無いよ。僕の故郷はイタリアだ」と蹂躙された故郷への悲しみを苦々しく語っている(彼の夫人はイタリア人。彼はセルビア国籍だが、長くイタリアに在住しておりイタリア市民権を持っている)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%8B%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%81
【シニシャ・ミハイロヴィチ - Wikipedia】
今もどこかで
テロや紛争が起こっていますが、
その陰には
宗教や民族の違いだけでは語ることができない複雑な諸問題や
後ろにちらつく強国の利権争いや軍産複合体の影も忘れてはいけませんね。
そして
明日は忘れることなんてできない日、
“9・11”です。
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