偉大なオリバー・カーン
【オリバー・カーン引退試合】
カーンが引退試合「キャリアの中でも最高の夜だ」
元ドイツ代表GKオリバー・カーンの引退試合が2日、バイエルンの本拠地アリアンツ・アレーナで行われ、バイエルンとドイツ代表が対戦した。
カーンは、ユルゲン・クリンスマン監督が指揮を執るバイエルン側で75分間出場。33分に失点したが、何本か好セーブを披露し、残り15分になるとGKミヒャエル・レンシングに守護神の座を譲った。その後は、スタジアムに集まった約5万人の歓声に応える形でグラウンドを一周。1-1の引き分けに終わった試合後、カーンは次のようにコメントしている。
「今夜は私にとって非常に感動的な夜だ。おそらく、キャリアを通して最も感動的な瞬間だろう。現役時代は常にプレッシャーの下にいたが、今はこのスタジアムでファンの前で最後の瞬間を純粋に楽しんでいる。これで、私の人生の特別な部分は終わった。だが、これは何か新しいことの始まりでもあるんだ」
カーンはカールスルーエとバイエルンで現役生活を送り、ブンデスリーガで557試合に出場。引退試合の前日には、「思い残すことはほとんどない」と強調し、現役生活に別れを告げていた。1994年から所属したバイエルンでは、2000-01シーズンにチャンピオンズリーグ優勝など多くのタイトルを獲得。02年日韓ワールドカップ(W杯)の際には、ブラジルとの決勝戦で自身のミスから失点を許し0-2で敗れたものの、同大会のMVPに選出された。
カーンは現役時代の後悔として、W杯優勝を成し遂げられなかったことのほかに「リーグ戦でゴールを決められなかったこと」と発言。今後は、9月10日に行われる10年南アフリカW杯欧州予選のフィンランド戦で、テレビ解説者としてのキャリアをスタートする予定となっている。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20080903-00000024-spnavi_ot-socc.html
http://www.euronavi.net/de/spieler/kahn.htm
【euronavi.net - オリバー・カーン - ドイツ代表選手紹介】
2002年の日韓W杯での活躍は神がかっていた。
カーンのような闘魂を前面に出してプレイする選手は
こちらにも熱い魂というものが伝わってきそうだった。
ペナルティーエリアに立っているだけで
相手に恐怖感を与え、
味方には叱咤激励を鼓舞するゴールキーパーというのは
歴史的にみてもそうなかなかいない。
(ポジションは違えど、往年のドゥンガと共通する所があるかも?)
確かに足もとのプレイが不安定だったり、
プライベートがいろいろあったりと
問題点はあったにせよ、
カーンが偉大な選手であったことには変わりなく、
今後時が経てば更にその偉大さを実感するかもしれない。
さて、
今後カーンの系譜を継ぐ
ドイツ代表ゴールキーパーは誰になるのか??。
追記、
2002年の余韻がまだ残る頃、
テレ朝にオリバー・カーンのサイン入りサッカーボールが展示されていたが、
あのボールは未だにあるのだろうか??。