Previously on The Big Bang Theory・・・

 

カート:You know, you use a lot of big words for such a little dwarf.

ペニー:Okay, Kurt, please.

レナード:Look, penny, it's okay. I can handle this. I am not a dwarf, I'm a hobbit. A hobbit. Are misfiring neurons in your hippocampus preventing the conversion from short-term to long-term memory?

 

まずここでのbigは「たいそうな」。forは「・・・の割には」という意味があります。dwarfが「小人」なのでbigとの対比もありますね。ちなみにdwarf planetで「準惑星」です。1つ重要なのが、dwarfにある「小さく見せる」という動詞です。ある建物が別の建物を小さく見せるというように使われますが、自分がTOEFLの単語帳で見た例文はたしか、新しい問題が既存の問題をdwarfさせたという感じでした。

e.g. rather cold for August 8月としてはかなり寒い

 

次のlookは海外ドラマを通して大頻出です。もちろん実世界でも。longmanでは"used to get someone's attention so that you can suggest something or tell them something"とあります。Supernaturalのサムなどはめちゃくちゃ使いますよね。もし自分がこれを日本語に当てはめるとしたら、いいかい・聞いて・くらいにしますね。正確な日本語を知りたい方は英和辞典へGo! 

 

I can handle this.は私はそれを対処できるという意味から「任せて/大丈夫だ」などと訳されます。フルハウスでも赤ちゃん関係で問題が生じた際にはJoeyなどが"I'll handle this."などとよく言っていました。ちなみにhobbitとは、身長がヒトの半分くらいで足が毛でおおわれた小人の妖精族で、フィクションです。ロードオブザリングにも出てましたし、ホビットという映画も有名ですよね。自分はこういう馬が出てくるような時代設定の映画や、ゲームオブスローンズなどにはなかなかはまれなくて・・・。面白いことは分かっているんですがね。どちらかというと科学技術系のドラマを優先して見てしまいます。

 

misfireで「やりそこなう/失敗する」という意味で、ここでは「君の出来損ないのニューロン」くらいの意味でしょうか。ニューロンは神経単位とも訳されます。hippocampusは「海馬」びっくり。conversionは「転換」、宗教の文脈では「改宗」などなど。このセリフは、dwarfとhobbitの違いを一向に理解しないカートに対して、レナードが知性を活かして放ったかなりの挑発文句ですね。あえて直訳するならば「君の海馬の中にある出来損ないのニューロンが短期記憶から長期記憶への転換を妨げているのか?」という感じですね。短期記憶が長期記憶として定着しないからhobbitを覚えられないのだろうという煽りです(笑)。しかも、どうせレナードは海馬の構造や働きも深く理解した上でこのセリフを言っているので、そこもまた面白いですね。

 

この前買ったイギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶという本が読み終わりましたが、大変面白かったです。古い本なので読んだことのある方も多いかもしれませんが、私はOxford Reading Treeというものを聞いたことがなかったので、ここで出会えて良かったなと思いました。もちろん、このReading Treeシリーズ、全作制覇します。自分が絵本や洋書に対する姿勢として憧れているのが、この女の子です。

https://youtu.be/IgQEVIOtZ8o

 

知っている方も多いのではないでしょうか。非常にモチベーションになります。では。おしまい。