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がんばらない、でも諦めない

主にエネルギー、廃棄物問題について書いてます。
ブログやツイートは予告なく訂正・削除する場合があります。引用されたものが私のブログやツイートと異なっている場合、このブログの内容を正とします(2015/08/27)

太陽光など再生エネ九州電力が受入制限という報道を見て、原発の再稼働と結びつけるTwitterやFacebookへの投稿が見られました。

例えば、読売新聞
太陽光など再生エネ九州電力が受入制限

新聞記事では詳細がわからないので、九州電力のホームページで発表されているプレスリリースを確認しました。
 九州本土の再生可能エネルギー発電設備に対する接続申込みの回答保留について

結論から言えば原発の再稼働とは関係ありません。

大量の電気は貯められないし、常に「発電=消費」でなければなりません。この調整を行っているのが既存の電力会社です。

九州電力管内では、お天気任せの太陽光発電や風力発電の申込みが多く、このまま申込みを受け付けると、電力需要が少ない時に九州電力の火力発電を止めても電気が余って「電気の品質を保証できない」、大規模停電につながる恐れがあるので、接続申込みの回答を保留するというものです。

発電出力を調整できる設備を付けた太陽光や風力であれば、個別に検討して対応するとも発表されています。

また、10kw未満は対象外です。
今日の講演会を録画を見ましたが、福島第一原発事故に関する話は難しいからか、あまりありませんでした。

簡単にまとめると、
①電気には電気にしかできないことをさせよう
②省エネルギーしよう
③電力オフグリッドはそれからにしよう。その方が初期投資少なくできるよ
という話でした。

以下は今日の録画へのリンクです
http://www.ustream.tv/recorded/52385491
http://www.ustream.tv/recorded/52387554
http://www.ustream.tv/recorded/52387976

木村さんの専門は原子炉と電力関係です。
質疑応答では政治的な話など専門外の質問もあり、回答に困っている所もありました。

原発の詳しい難しい話
過渡現象記録装置データの分析については、こちらをご覧ください。
http://www.ustream.tv/recorded/41452822

木村さんが講演で使用した、福島第一原発4号機、原発は停止していたのに破断していた配管写真(地震で破断したと思われる圧力容器に繋がる小口径配管)
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_120201_01-j.pdf

「原発いらんぜ宇和島市民の会」の結成総会と元東電福島第一原発で原子炉の管理をされていた「木村俊雄さんの講演会」があります。

木村さんは、福島第一原発事故前に非常用発電機起動不能、全電源喪失を指摘していたにも関わらず、東電の体質が嫌になり、原発事故前に退職された方です。

原発事故後の活動では、原子炉過渡現象記録装置(飛行機のフライトレコーダーみたいなもの)の膨大なデータを解析され、昨年1号機は津波が来る前に配管が破断していた可能性があることを指摘されています。

その後の話を聞けるのではないかと思います。
20140907原発いらんぜ宇和島市民の会

お近くの方は是非参加を。

私は別の用事があって行けませんが。