原子力安全・保安院 2011.4.15 地震による原子力施設への影響について | がんばらない、でも諦めない

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◎【第94報】東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響について(15日8時00分現在)

原子力安全・保安院から、3月11日14時46分頃に発生した東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響についてお知らせします。

前回からの変更点は以下のとおりです。

1.原子力発電所関係
○福島第一原子力発電所
・3号機について、コンクリートポンプ車(50t/h)が淡水25t放水(4月14日15:56から16:32)。
・4号機について、使用済燃料プール内に保管されている燃料の状況把握のため、使用済燃料プール水のサンプリング作業を実施(4月12日12:00から13:04)。採取したプール水について、放射線物質の核種分析を行った(4月13日)。その結果、131I(ヨウ素)が2.2×102Bq/cm3、134Cs(セシウム)が8.8×101Bq/cm3、137Cs(セシウム)が9.3×101Bq/cm3、検出された(4月14日)。
・共用プール山側の約1600m2の範囲に、地面の放射性物質の飛散を防ぐ飛散防止剤を試験的に散布(4月14日12:00から13:30)。
・福島第一原子力発電所の敷地内の定例的に試料の採取を行うこととなっている3地点の土壌から、3月31日及び4月4日に採取した試料(合計6検体)のうち、3検体から238Pu(プルトニウム)、239Pu(プルトニウム)、240Pu(プルトニウム)を検出(4月14日18:30東京電力発表)。検出されたプルトニウムの濃度は、過去の大気圏内核実験において国内で観測されたフォールアウト(放射性降下物)と同程度であり、通常の環境レベルで人体に問題となるものではない。
2.原子力安全・保安院等の対応
4月13日にサンプリングを行った1、2号機のサブドレン(施設内で集水・管理された地下水)について、前回に比べ放射線濃度が1桁上昇していたことから、原子力安全・保安院は監視の強化を図るよう、口頭で指示。

 
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◇緊急時情報ホームページ
(過去の発表を御覧になる際、また設定変更・解除等の際は、こちらからお願い致します。)
http://kinkyu.nisa.go.jp/m/

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※このメールには返信できません。

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◎【第95報】東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響について(15日15時00分現在)

原子力安全・保安院から、3月11日14時46分頃に発生した東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響についてお知らせします。

前回からの変更点は以下のとおりです。

1.原子力発電所関係
○福島第一原子力発電所
・4号機の使用済燃料プールについて、コンクリートポンプ車(50t/h)が淡水を放水開始(4月15日14:08)
・使用済燃料共用プール水について、4月15日6:20時点での温度は33℃程度
・1から4号機について、原子炉建屋の状況を把握するため、無人ヘリによる動画撮影を実施(4月15日8:02から9:55)

2.原子力安全・保安院等の対応
【4月15日】
・東京電力(株)において4月1日付け人事異動に伴う原子力災害対策特別措置法第9条第5項に基づく原子力防災管理者解任届出に遅延があったことを受け、原子力安全・保安院は、東京電力(株)に対して、厳重注意を行うとともに再発防止策を作成するよう口頭で指示。

 
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◇緊急時情報ホームページ
(過去の発表を御覧になる際、また設定変更・解除等の際は、こちらからお願い致します。)
http://kinkyu.nisa.go.jp/m/

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※このメールには返信できません。

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