原子力安全・保安院 2011.4.4 地震による原子力施設への影響について | がんばらない、でも諦めない

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◎【第72報】東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響について(4日8時00分現在)

原子力安全・保安院から、3月11日14時46分頃に発生した東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響についてお知らせします。

前回からの変更点は以下のとおりです。

○福島第一原子力発電所関係
<1号機>
・タービン建屋地下の溜まり水を復水器へ移送する準備のため、復水器の水を復水貯蔵タンクへ移送開始(4月3日13:55)。
<2号機>
・2号機バースクリーン近傍にあるピット内に溜まっている水の海水への流出を防止する措置として、取水電源トレンチの天端を破砕し、おがくず、高分子吸収材、裁断処理した新聞紙を投入(4月3日13:47から14:30)。
・トレーサー(入浴剤)約13kgを海水配管トレンチ立坑から投入(4月4日7:08から7:11)。
<4号機>
・コンクリートポンプ車(50t/h)が淡水約180t放水(4月3日17:14から22:16)

 
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◇緊急時情報ホームページ
(過去の発表を御覧になる際、また設定変更・解除等の際は、こちらからお願い致します。)
http://kinkyu.nisa.go.jp/m/

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※このメールには返信できません。

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◎【第73報】東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響について(4日15時00分現在)

原子力安全・保安院から、3月11日14時46分頃に発生した東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響についてお知らせします。

前回からの変更点は以下のとおりです。

1.福島第一原子力発電所関係
・2号機の使用済燃料プールに、使用済燃料冷却系を用いて仮設電動ポンプによる淡水を注入(4月4日11:05から13:37)
・4月2日より、集中環境施設プロセス主建屋の建屋内にたまった水を4号機のタービン建屋内に移送していたところ、4月3日より3号機のトレンチの立坑の水位が上昇したため、経路は不明であるものの念のため移送を中断(4月4日9:22)

2.被ばくの可能性
<住民の被ばく>
・福島県において、4月2日までに122,613人に対しスクリーニングを実施。そのうち、100,000cpm以上の値を示した者は102人であったが、100,000cpm以上の数値を示した者についても脱衣等をし、再計測したところ、100,000cpm以下に減尐し、健康に影響を及ぼす事例はみられなかった。

 
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