原子力安全・保安院 2011.4.2 地震による原子力施設への影響について | がんばらない、でも諦めない

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◎【第68報】東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響について(2日8時30分現在)

原子力安全・保安院から、3月11日14時46分頃に発生した東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響についてお知らせします。

1.原子力発電所関係
○福島第一原子力発電所
・2号機について、タービン建屋地下の溜まり水を復水器へ移送する準備のため、復水貯蔵タンクの水をサプレッションプール水サージタンクへ移送。(3月29日16:45~4月1日11:50)
・2号機使用済燃料プールに、使用済燃料冷却系を用いて仮設電動ポンプにより淡水を約70t注入(1日14:56~17:05)。
・4号機について、コンクリートポンプ車(50t/h)が約180t放水(淡水)(4月1日8:28~14:14)
・バージ船からろ過水タンクへ淡水を移送開始(1日15:58)。その後、ホースの不具合(外れ)により中断(1日16:25)。
・発電所敷地境界付近に設置している本設モニタリングポスト(??1~8)が復旧(3月31日)。測定値については1日1回の予定。

 
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◇緊急時情報ホームページ
(過去の発表を御覧になる際、また設定変更・解除等の際は、こちらからお願い致します。)
http://kinkyu.nisa.go.jp/m/

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◎【第69報】東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響について(2日16時00分現在)

原子力安全・保安院から、3月11日14時46分頃に発生した東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響についてお知らせします。

1.原子力発電所関係
○福島第一原子力発電所
・2号機について、取水口付近にある電源ケーブルを収めているピット内に、1000mSv/時を超える水が溜まっていること及びピット側面のコンクリート部分に長さ約20cmの亀裂があり、当該部分より、水が海に流出していることを確認(4月2日9:30頃)。
・3号機について、コンクリートポンプ車が放水(淡水)(4月2日9時52分から12時54分)。
・2隻目の原子炉等の冷却に使用する淡水を積んだ米軍のはしけ船(バージ船)が海上自衛隊の艦船にえい航され、福島第一原子力発電所専用港に接岸(4月2日9:10)。
・米軍バージ船(1隻目)より、ろ過水タンクへの注水を再開(4月2日10時20分)。

2.原子力安全・保安院の対応
・福島第一原子力発電所2号機取水口付近からの放射性物質を含む液体の海への流出について、サンプリングした液体の核種分析を実施すること、2号機周辺に今回漏えいが発見され施設と同様の箇所がないか確認すること及び当該施設周辺においてより多くの場所で水を採取しモニタリングを強化することを口頭により指示。

<被ばくの可能性>
従業員等の被ばく
・4月1日11:35頃、米軍のはしけ船のホース手直し作業のために岸から船に乗り込む際、作業員1名が海に落下した。すぐに周囲の作業員に救助され、けが及び外部汚染はなかったが、念のため、ホールボディカウンタによる内部取り込みの確認を行う予定。

 
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