原子力安全・保安院 2011.3.12 地震による原子力施設への影響について 2/2 | がんばらない、でも諦めない

がんばらない、でも諦めない

主にエネルギー、廃棄物問題について書いてます。
ブログやツイートは予告なく訂正・削除する場合があります。引用されたものが私のブログやツイートと異なっている場合、このブログの内容を正とします(2015/08/27)

◎地震による原子力施設への影響について(9時30分現在) (第12報)

原子力安全・保安院から、3月11日14時46分頃、宮城県北部で発生した地震による原子力施設への影響についてお知らせします。

○東北電力(株)女川原子力発電所(宮城県牡鹿郡女川町、石巻市)
(1)運転状況
1号機(52万4千kW)(自動停止)
2号機(82万5千kW)(自動停止)
3号機(82万5千kW)(自動停止)
(2)モニタリングポスト※等の指示値
モニタリングポスト指示値の変化:無
主排気筒モニタ指示値の変化:無
(3)その他異常に関する報告
タービン建屋地下1階の発煙は、11日22:55に消火確認。
○東京電力(株)福島第一原子力発電所(福島県双葉郡大熊町及び双葉町)
(1)運転状況
1号機(46万kW)(自動停止)
2号機(78万4千kW)(自動停止)
3号機(78万4千kW)(自動停止)
4号機(78万4千kW)(定検により停止中)
5号機(78万4千kW)(定検により停止中)
6号機(110万kW)(定検により停止中)
(2)モニタリングポスト等の指示値
・モニタリングポスト指示値の変化:無
・主排気筒モニタ指示値の変化:無
(3)その他異常に関する報告
・原子力災害対策特別措置法第10条通報(福島第一原子力発電所3号機)
・同第15条通報(福島第一原子力発電所1、2号機)
・福島第一発電所注水機能回復のための電源確保の状況
電源車からのケーブルのつなぎ込み作業中。 (12日4:00現在)
・1号機の格納容器内圧が上昇しており、圧力減少のために蒸気の放出作業中。
・モニタリングカーにより周辺監視区域境界近傍の放射性物質測定を行ったところ、12日4:00現在と比較して数値の上昇を確認。(12日7:55現在)
MP6(正門付近)0.07μSV/h→5.1μSV/h(4:00→7:40)
MP8(正門付近)0.07μSV/h→2.5μSV/h(4:00→7:30)

○東京電力(株)福島第二原子力発電所(福島県双葉郡楢葉町及び富岡町)
(1)運転状況
1号機(110万kW)(自動停止)
2号機(110万kW)(自動停止)
3号機(110万kW)(自動停止)
4号機(110万kW)(自動停止)
(2)モニタリングポスト等の指示値
モニタリングポスト指示値の変化:無
主排気筒モニタ指示値の変化:無
(3)その他異常に関する報告
火災の報告等なし。
1、2、4号機にて原子力災害対策特別措置法第10条通報
1、2、4号機にて原子力災害対策特別措置法第15条通報

【3月11日】
14:46 地震発生と同時に原子力安全・保安院に災害対策本部設置
15:42 福島第一原子力発電所1、2、3号機にて原子力災害対策特別措
置法第10条通報
16:36 福島第一原子力発電所1、2号機にて事業者が同法第15条事象
発生判断(16:45通報)
18:08 福島第二原子力発電所1号機にて原子力災害対策特別措置法
第10条通報
18:33 福島第二原子力発電所1、2、4号機にて原子力災害対策特別措
置法第10条通報
19:03 緊急事態宣言
20:50 福島県対策本部は、福島第一原子力発電所1号機の半径2kmの
住人に避難指示を出した。(2km以内の住人は1864人)
21:23 内閣総理大臣より、福島県知事、大熊町長及び双葉町長に対し、東京電力(株)福島第一原子力発電所で発生した事故に関し、原子力災害対策特別措置法第15条第3項の規定に基づく指示を出した。
・福島第一原子力発電所1号機から半径3km圏内の住民に対する避難指示。
・福島第一原子力発電所1号機から半径10km圏内の住民に対する屋内待避指示。
【3月12日】
5:22 福島第二原子力発電所1号機にて原子力災害対策特別措置法第15条通報
5:32 福島第二原子力発電所2号機にて原子力災害対策特別措置法第15条通報
5:44 総理指示により福島第一原子力発電所の10km圏内に避難指示
6:07 福島第二原子力発電所4号機にて原子力災害対策特別措置法第15条通報
7:45 内閣総理大臣より、福島県知事、広野町長、楢葉町長、富岡町長及び大熊町長に対し、東京電力(株)福島第二原子力発電所で発生した事故に関し、原子力災害対策特別措置法第15条第3項の規定に基づく指示を出した。
・福島第二原子力発電所から半径3km圏内の住民に対する避難指示。
・福島第二原子力発電所から半径10km圏内の住民に対する屋内待避指示。

【長野県北部で発生した地震】

1.災害概要
(1)発生日時:平成23年3月12日(土) 3:59発生
(2)発生場所:長野県北部(北緯37度、東経138.6度)
深さ10km、マグニチュード6.6
(3)各地の震度
○震度5弱
  新潟県柏崎市、新潟県刈羽村
2 発電所の運転状況
○東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市)
(1)運転状況
1号機(110万kW)(運転継続中)
2号機(110万kW)(定検により停止中)
3号機(110万kW)(定検により停止中)
4号機(110万kW)(定検により停止中)
5号機(110万kW)(運転継続中)
6号機(135.6万kW)(運転継続中)
7号機(135.6万kW)(運転継続中)
(2)モニタリングポスト等の指示値
モニタリングポスト指示値の変化:無
主排気筒モニタ指示値の変化:無
(3)その他異常に関する報告
火災の報告等なし。

※被害のないことが確認された施設については、次回から削除することといたします。

 
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◇緊急時情報ホームページ
http://kinkyu.nisa.go.jp/m/

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※このメールには返信できません。

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◎地震による原子力施設への影響について(11時00分現在) (第13報)

原子力安全・保安院から、3月11日14時46分頃、宮城県北部で発生した地震による原子力施設への影響についてお知らせします。

○発電所の運転状況【自動停止号機数:10基(3月12日11:00現在)】

○東北電力(株)女川原子力発電所(宮城県牡鹿郡女川町、石巻市)
(1)運転状況
1号機(52万4千kW)(自動停止)
2号機(82万5千kW)(自動停止)
3号機(82万5千kW)(自動停止)
(2)モニタリングポスト※等の指示値
モニタリングポスト指示値の変化:
主排気筒モニタ指示値の変化:
(3)その他異常に関する報告
タービン建屋地下1階の発煙は、11日22:55に消火確認。
○東京電力(株)福島第一原子力発電所(福島県双葉郡大熊町及び双葉町)
(1)運転状況
1号機(46万kW)(自動停止)
2号機(78万4千kW)(自動停止)
3号機(78万4千kW)(自動停止)
4号機(78万4千kW)(定検により停止中)
5号機(78万4千kW)(定検により停止中)
6号機(110万kW)(定検により停止中)
(2)モニタリングの状況
・モニタリングカーにより周辺監視区域境界近傍の放射性物質測定を行ったところ、12日4:00現在と比較して数値の上昇を確認。(12日9:40現在)
MP6付近(正門)0.07μSV/h→5.1μSV/h(4:00→9:10)
MP8付近(展望)0.07μSV/h→2.9μSV/h(4:00→9:40)
(3)その他異常に関する報告
・原子力災害対策特別措置法第10条通報(福島第一原子力発電所)
・同第15条通報(福島第一原子力発電所1、2号機)
  ・福島第一発電所注水機能回復のための電源確保の状況
電源車からのケーブルのつなぎ込み作業中。 (12日11:00現在)
・1号機の格納容器内圧が上昇しており、圧力減少のために蒸気の放出作業中。

○東京電力(株)福島第二原子力発電所(福島県双葉郡楢葉町及び富岡町)
(1)運転状況
1号機(110万kW)(自動停止)
2号機(110万kW)(自動停止)
3号機(110万kW)(自動停止)
4号機(110万kW)(自動停止)
(2)モニタリングポスト等の指示値
モニタリングポスト指示値の変化:
主排気筒モニタ指示値の変化:
(3)その他異常に関する報告
火災の報告等なし。
1号機にて原子力災害対策特別措置法第10条通報
1、2、4号機にて原子力災害対策特別措置法第15条通報

原子力安全・保安院等の対応
【3月11日】
14:46 地震発生と同時に原子力安全・保安院に災害対策本部設置
15:42 福島第一原子力発電所にて原子力災害対策特別措置法第10条通報
16:36 福島第一原子力発電所1、2号機にて事業者が同法第15条事象
発生判断(16:45通報)
18:08 福島第二原子力発電所1号機にて原子力災害対策特別措置法
第10条通報
18:33 福島第二原子力発電所1、2、4号機にて原子力災害対策特別措
置法第10条通報
19:03 緊急事態宣言
20:50 福島県対策本部は、福島第一原子力発電所1号機の半径2kmの
住人に避難指示を出した。(2km以内の住人は1864人)
21:23 内閣総理大臣より、福島県知事、大熊町長及び双葉町長に対し、東京電力(株)福島第一原子力発電所で発生した事故に関し、原子力災害対策特別措置法第15条第3項の規定に基づく指示を出した。
・福島第一原子力発電所1号機から半径3km圏内の住民に対する避難指示。
・福島第一原子力発電所1号機から半径10km圏内の住民に対する屋内待避指示。
【3月12日】
5:22 福島第二原子力発電所1号機にて原子力災害対策特別措置法第15条通報
5:32 福島第二原子力発電所2号機にて原子力災害対策特別措置法第15条通報
5:44 総理指示により福島第一原子力発電所の10km圏内に避難指示
6:07 福島第二原子力発電所4号機にて原子力災害対策特別措置法第15条通報
6:50 原子炉等規制法第64条第3項の規定に基づき、福島第一原子力発電所第1号機及び第2号機に設置された原子炉格納容器内の圧力を抑制することを命じた。
7:45 内閣総理大臣より、福島県知事、広野町長、楢葉町長、富岡町長及び大熊町長に対し、東京電力(株)福島第二原子力発電所で発生した事故に関し、原子力災害対策特別措置法第15条第3項の規定に基づく指示を出した。
・福島第二原子力発電所から半径3km圏内の住民に対する避難指示。
・福島第二原子力発電所から半径10km圏内の住民に対する屋内待避指示。

【長野県北部で発生した地震】

○発電所の運転状況
○東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市)
(1)運転状況
1号機(110万kW)(運転継続中)
2号機(110万kW)(定検により停止中)
3号機(110万kW)(定検により停止中)
4号機(110万kW)(定検により停止中)
5号機(110万kW)(運転継続中)
6号機(135.6万kW)(運転継続中)
7号機(135.6万kW)(運転継続中)
(2)モニタリングポスト等の指示値
モニタリングポスト指示値の変化:無
主排気筒モニタ指示値の変化:無
(3)その他異常に関する報告
火災の報告等なし。

○住民避難の状況(3月12日10:50現在)

大熊町 把握している人数のうち、2/3程度完了
双葉町 把握している人数のうち、80%完了
富岡町 人数把握している状況、渋滞で見通したたず
浪江町 人数把握している状況、渋滞で見通したたず
楢葉町 人数把握している状況、渋滞で見通したたず

・まだ、避難は完了していない。
・避難所が一杯になれば、別の避難所に避難させることになる。

 
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◎地震による原子力施設への影響について(13時30分現在) (第14報)

原子力安全・保安院から、3月11日14時46分頃、宮城県北部で発生した地震による原子力施設への影響についてお知らせします。

○発電所の運転状況【自動停止号機数:10基(3月12日11:00現在)】

○東北電力(株)女川原子力発電所(宮城県牡鹿郡女川町、石巻市)
(1)運転状況
1号機(52万4千kW)(自動停止、12日0:58冷温停止)
2号機(82万5千kW)(自動停止)
3号機(82万5千kW)(自動停止、12日1:17冷温停止)
(2)モニタリングポスト等の指示値
モニタリングポスト指示値の変化:無
主排気筒モニタ指示値の変化:
(3)その他異常に関する報告
タービン建屋地下1階の発煙は、11日22:55に消火確認。
○東京電力(株)福島第一原子力発電所(福島県双葉郡大熊町及び双葉町)
(1)運転状況
1号機(46万kW)(自動停止)
2号機(78万4千kW)(自動停止)
3号機(78万4千kW)(自動停止)
4号機(78万4千kW)(定検により停止中)
5号機(78万4千kW)(定検により停止中)
6号機(110万kW)(定検により停止中)
(2)モニタリングの状況
・モニタリングカーにより周辺監視区域境界近傍の放射性物質測定を行ったところ、12日4:00現在と比較して数値の上昇を確認。
MP6付近(正門)0.07μSV/h→6.7μSV/h(4:00→11:00)
MP8付近(展望)0.07μSV/h→5.3μSV/h(4:00→12:00)
(3)風向・風速(12日13:12現在)
   風向:南東
   風速:1.8m/s
(4)その他異常に関する報告
・原子力災害対策特別措置法第10条通報(福島第一原子力発電所)
・同第15条通報(福島第一原子力発電所1、2号機)
・福島第一発電所注水機能回復のための電源確保の状況
電源車からのケーブルのつなぎ込み作業中。 (12日13:00現在)
・1号機の格納容器内圧が上昇しており、圧力減少のために蒸気の放出作業中。

○東京電力(株)福島第二原子力発電所(福島県双葉郡楢葉町及び富岡町)
(1)運転状況
1号機(110万kW)(自動停止)
2号機(110万kW)(自動停止)
3号機(110万kW)(自動停止、12日12:15冷温停止)
4号機(110万kW)(自動停止)
(2)モニタリングポスト等の指示値
モニタリングポスト指示値の変化:福島第一原子力発電所方向で上昇傾向
主排気筒モニタ指示値の変化:
(3)風向・風速(12日12:00現在)
風向:西南西
風速:2.1m/s
(4)その他異常に関する報告
火災の報告等なし。
1号機にて原子力災害対策特別措置法第10条通報
1、2、4号機にて原子力災害対策特別措置法第15条通報

○原子力安全・保安院等の対応
【3月11日】
14:46 地震発生と同時に原子力安全・保安院に災害対策本部設置
15:42 福島第一原子力発電所にて原子力災害対策特別措置法第10条通報
16:36 福島第一原子力発電所1、2号機にて事業者が同法第15条事象
発生判断(16:45通報)
18:08 福島第二原子力発電所1号機にて原子力災害対策特別措置法
第10条通報
18:33 福島第二原子力発電所1、2、4号機にて原子力災害対策特別措
置法第10条通報
19:03 緊急事態宣言
20:50 福島県対策本部は、福島第一原子力発電所1号機の半径2kmの
住人に避難指示を出した。(2km以内の住人は1864人)
21:23 内閣総理大臣より、福島県知事、大熊町長及び双葉町長に対し、東京電力(株)福島第一原子力発電所で発生した事故に関し、原子力災害対策特別措置法第15条第3項の規定に基づく指示を出した。
・福島第一原子力発電所1号機から半径3km圏内の住民に対する避難指示。
・福島第一原子力発電所1号機から半径10km圏内の住民に対する屋内待避指示。
【3月12日】
5:22 福島第二原子力発電所1号機にて原子力災害対策特別措置法第15条通報
5:32 福島第二原子力発電所2号機にて原子力災害対策特別措置法第15条通報
5:44 総理指示により福島第一原子力発電所の10km圏内に避難指示
6:07 福島第二原子力発電所4号機にて原子力災害対策特別措置法第15条通報
6:50 原子炉等規制法第64条第3項の規定に基づき、福島第一原子力発電所第1号機及び第2号機に設置された原子炉格納容器内の圧力を抑制することを命じた。
7:45 内閣総理大臣より、福島県知事、広野町長、楢葉町長、富岡町長及び大熊町長に対し、東京電力(株)福島第二原子力発電所で発生した事故に関し、原子力災害対策特別措置法第15条第3項の規定に基づく指示を出した。
・福島第二原子力発電所から半径3km圏内の住民に対する避難指示。
・福島第二原子力発電所から半径10km圏内の住民に対する屋内待避指示。

【長野県北部で発生した地震】

○発電所の運転状況
○東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市)
(1)運転状況
1号機(110万kW)(運転継続中)
2号機(110万kW)(定検により停止中)
3号機(110万kW)(定検により停止中)
4号機(110万kW)(定検により停止中)
5号機(110万kW)(運転継続中)
6号機(135.6万kW)(運転継続中)
7号機(135.6万kW)(運転継続中)
(2)モニタリングポスト等の指示値
モニタリングポスト指示値の変化:
主排気筒モニタ指示値の変化:
(3)その他異常に関する報告
火災の報告等なし。

○住民避難の状況(3月12日13:20現在)

大熊町 把握している人数(4000人程度)のうち3500人程度完了
双葉町 把握している人数(2000人程度)のうち1800人程度完了
富岡町 把握している人数(16000人程度)のうち15500人程度完了
浪江町 把握している人数(17000人程度)がほぼ完了
楢葉町 把握している人数(7800人程度)のうち8から9割が完了

・避難完了は、まだ。
・避難所が一杯になれば、別の避難所に避難させることになる。

 
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※このメールには返信できません。

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◎地震による原子力施設への影響について(20時05分現在) (第16報)

原子力安全・保安院から、3月11日14時46分頃、宮城県北部で発生した地震による原子力施設への影響についてお知らせします。

発電所の運転状況【自動停止号機数:10基(3月12日11:00現在)】

○東北電力(株)女川原子力発電所(宮城県牡鹿郡女川町、石巻市)
※前報から変更なし

○東京電力(株)福島第一原子力発電所(福島県双葉郡大熊町及び双葉町)
(1)運転状況
1号機(46万kW)(自動停止)
2号機(78万4千kW)(自動停止)
3号機(78万4千kW)(自動停止)
4号機(78万4千kW)(定検により停止中)
5号機(78万4千kW)(定検により停止中)
6号機(110万kW)(定検により停止中)
(2)モニタリングの状況
・モニタリングカーにより周辺監視区域境界近傍の放射性物質測定を行ったところ、12日4:00現在と比較して数値の上昇を確認。
MP4付近(1号機北西敷地境界モニタリングカー)1015μSV/h(15:29)
MP6付近(正門)0.07μSV/h→3.25μSV/h(4:00→16:40)
MP8付近(展望)0.07μSV/h→2.06μSV/h(4:00→16:40)
(3)風向・風速(12日13:12現在)
   風向:南東
   風速:1.8m/s
(4)その他異常に関する報告
・原子力災害対策特別措置法第10条通報(福島第一原子力発電所)
・同第15条通報(福島第一原子力発電所1、2号機)
・福島第一発電所注水機能回復のための電源確保の状況
電源車からのケーブルのつなぎ込み作業中。 (12日15:04現在)
・1号機の格納容器内圧が上昇しており、圧力減少のために蒸気の放出を開始した。(12日14:40)
・敷地境界で500μSv/hを超える値を計測した(12日15:29)。また、直下型の大きな揺れが発生し、1号機付近で大きな音があり、発煙が上がっていることを確認(12日15:36頃)

○東京電力(株)福島第二原子力発電所(福島県双葉郡楢葉町及び富岡町)
(1)運転状況
1号機(110万kW)(自動停止)
2号機(110万kW)(自動停止)
3号機(110万kW)(自動停止、12日12:15冷温停止)
4号機(110万kW)(自動停止)
(2)モニタリングポスト等の指示値
モニタリングポスト指示値の変化:無 
主排気筒モニタ指示値の変化:無
(3)風向・風速(12日17:43現在)
風向:南南西
風速:5.9m/s
(4)その他異常に関する報告
火災の報告等なし。
1号機にて原子力災害対策特別措置法第10条通報
1、2、4号機にて原子力災害対策特別措置法第15条通報


原子力安全・保安院等の対応
【3月11日】
14:46 地震発生と同時に原子力安全・保安院に災害対策本部設置
15:42 福島第一原子力発電所にて原子力災害対策特別措置法第10条通報
16:36 福島第一原子力発電所1、2号機にて事業者が同法第15条事象
発生判断(16:45通報)
18:08 福島第二原子力発電所1号機にて原子力災害対策特別措置法
第10条通報
18:33 福島第二原子力発電所1、2、4号機にて原子力災害対策特別措
置法第10条通報
19:03 緊急事態宣言
20:50 福島県対策本部は、福島第一原子力発電所1号機の半径2kmの
住人に避難指示を出した。(2km以内の住人は1864人)
21:23 内閣総理大臣より、福島県知事、大熊町長及び双葉町長に対し、東京電力(株)福島第一原子力発電所で発生した事故に関し、原子力災害対策特別措置法第15条第3項の規定に基づく指示を出した。
・福島第一原子力発電所1号機から半径3km圏内の住民に対する避難指示。
・福島第一原子力発電所1号機から半径10km圏内の住民に対する屋内待避指示。
【3月12日】
5:22 福島第二原子力発電所1号機にて原子力災害対策特別措置法第15条通報
5:32 福島第二原子力発電所2号機にて原子力災害対策特別措置法第15条通報
5:44 総理指示により福島第一原子力発電所の10km圏内に避難指示
6:07 福島第二原子力発電所4号機にて原子力災害対策特別措置法第15条通報
6:50 原子炉等規制法第64条第3項の規定に基づき、福島第一原子力発電所第1号機及び第2号機に設置された原子炉格納容器内の圧力を抑制することを命じた。
7:45 内閣総理大臣より、福島県知事、広野町長、楢葉町長、富岡町長及び大熊町長に対し、東京電力(株)福島第二原子力発電所で発生した事故に関し、原子力災害対策特別措置法第15条第3項の規定に基づく指示を出した。
・福島第二原子力発電所から半径3km圏内の住民に対する避難指示。
・福島第二原子力発電所から半径10km圏内の住民に対する屋内待避指示。
17:00 福島第一原子力発電所の放射線量の値が制限値を超えたため、原子力災害対策特別措置法第15条通報
18:25 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所の避難区域
・福島第一原子力発電所から半径20km圏内の住民に対する避難を指示。
19:55 福島第一原子力発電所1号機の海水注入について総理指示
20:05 総理指示を踏まえ、原子炉等規制法第64条第3項の規定に基づき、福島第一原子力発電所第1号機の海水注入等を命じた。


<住民避難の状況(3月12日16:20現在)>

大熊町 把握している人数(4000人程度)のうち3500人程度完了
(避難場所:都路中学校)
双葉町 把握している人数(2000人程度)のうち1800人程度完了
(避難場所:川俣小学校)
富岡町 把握している人数(16000人程度)のうち15650人程度完了
(避難場所:川内村役場)
浪江町 把握している人数(17000人程度)がほぼ完了
(避難場所:津島活性化センター、津島支所)
楢葉町 把握している人数(7800人程度)がほぼ完了。
(避難場所:草野中学校、平第6小学校)

・各町とも、防災無線による広報実施中、一部地域で巡視もしている模様。

 
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◇緊急時情報ホームページ
http://kinkyu.nisa.go.jp/m/

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※このメールには返信できません。

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最後に、私の疑問。
解決済みなら無視してください。

福島第1原発ですが、第11報では以下の情報があります。
・モニタリングカーにより周辺監視区域境界近傍の放射性物質測定を行ったところ、12日4:00現在と比較して数値の上昇を確認※。(12日5:20現在)
MP6(正門付近)0.07μSV/h→0.59μSV/h(4:00→4:30)
MP8(正門付近)0.07μSV/h→0.38μSV/h(4:00→4:35)

第16報では以下の情報があります。
・1号機の格納容器内圧が上昇しており、圧力減少のために蒸気の放出を開始した。(12日14:40)
・敷地境界で500μSv/hを超える値を計測した(12日15:29)。また、直下型の大きな揺れが発生し、1号機付近で大きな音があり、発煙が上がっていることを確認(12日15:36頃)

ベント開始が14:40なのに、4:30頃に既にモニタリングポストで線量が上昇しています。ベント開始操作をしていたでしょうから、少し開いたのでしょうか?それとも、関係ない何処かから放射性物質が漏れていたのでしょうか?
ベントができていないにも関わらず線量が上昇していたとしたら、何処か異常があったことになると思います。
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2015/03/13 21:35追記
こちらにベント開始時刻ありました。9:04です。なので、ベント開始前に線量が上昇していることになります。