批判されるべきは、九州電力等の太陽光など再生エネ受入制限でなく、関西電力の仙台進出ではないのか | がんばらない、でも諦めない

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主にエネルギー、廃棄物問題について書いてます。
ブログやツイートは予告なく訂正・削除する場合があります。引用されたものが私のブログやツイートと異なっている場合、このブログの内容を正とします(2015/08/27)

九州電力の太陽光など再生エネ受入制限の他に、東北電力も受付中断検討を発表しました。
東北電も受け付け中断検討 再生エネ買い取り

一方、関西電力は仙台に火力発電所を建設し首都圏に電力販売を計画していると報道がありました。
関電、仙台に火力発電所 来秋着工、首都圏に売電へ

関西電力はピーク時に電力が不足するので、他の電力会社から融通を受けています。
こんな状況で、既存の契約者への電力供給を自社で賄うこと無く、東京電力管内に電力販売するというのです。それも、東京から遠く離れた仙台に石炭火力発電所を作って。

自由化されているので、何処に発電所を作って何処に供給しても法的には問題ありませんが、私は「原発再稼働ありき」の計画だと思います。

それに発電所出力が11.2万kwという微妙な出力

これは、環境影響評価法で定められた、11.25万kw以上をギリギリすり抜けています。
また、自治体によっては、さらに低い出力から環境影響評価を求める条例を定めている所もあります。例えば福島県は7.5万kwから
環境影響評価法及び福島県環境影響評価条例の対象事業一覧

そこで宮城県仙台市の条例を調べてみたら、上乗せ規制がありません。
「仙台市環境影響評価条例のあらまし」(パンフレット)
1 対象となる事業

私には、環境影響評価を逃れて仙台を選んだとしか思えません。
関西電力のこの姿勢、どうなんでしょう。