高レベル放射性廃棄物 | がんばらない、でも諦めない

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どう見る、どう考える、放射性廃棄物 」という本が本屋にあったので買ってきた。


まだ途中までしか読んでいないが、所々にQ&A型式で解説されている部分がある。


使用前核燃料のウランであれば、大した放射線レベルではない。著者は触ってみたこともあると書かれている。


そして、「高レベル放射性廃棄物ってどれくらい危険なの」という問いがあって、答えは「約1500シーベルトで、ICRP勧告の中で100%の人が死亡するとされている放射線量をわずか20秒で浴びてしまうレベルです」とさらっと書かれている。


福島第1原発の事故により問題になっているのはμS/hのレベルで、単位を合わせると


1,500,000,000μS/h → 15億μS/h


高レベル放射性廃棄物に処理された物ではないが、福島第1原発等には大量の使用済み核燃料が貯蔵されている。


福島第1原発では、水素爆発で天井クレーンが天井が破壊された。そして、コンクリート片などの瓦礫が使用済み燃料プール内に落ちている。


使用済み燃料取り出しのリハーサルで、使用前燃料の取り出しをやってみるらしい。


非常に困難な作業になると思う。ロボットアームとかでつかみ上げるのだろうか。ロボットアームが使えない状態だったらどうするのだろう。人間が入っていってワイヤーを掛けてつり上げるなんてことはできないだろうし。


なんか、「原子炉建屋にカバーを掛けて、それ以上手を付けられない」という状態でストップするような気がする。